クラッシュ君からの招待状――「クラッシュ・バンディクー フェスティバル」キャンペーン

ビベンディ ユニバーサル ゲームズが発売するニンテンドーDS用ソフト「クラッシュ・バンディクー フェスティバル」のキャンペーンに、ITmediaへ招待状を抱いたクラッシュ君がやってきた。

» 2006年06月27日 00時09分 公開
[加藤亘,ITmedia]

 ビベンディ ユニバーサル ゲームズは、ニンテンドーDS用対戦バラエティゲーム「クラッシュ・バンディクー フェスティバル」を7月27日に発売する。まもなく発売を控えた本日、クラッシュ君自らが挨拶回りに編集部へやってきた。どうやら本作への招待状を皆さんに届けたいとのこと。もちろん招待状とは本作のキャンペーンのこと。そんなわけで魅力について聞いてみたのだが……。


 クラッシュたちのもとに大金持ちのビスカント・デビルから1通の招待状が届くところから始まる。それは、世界弾丸レースへの招待だった。優勝者には賞金1億ドル。移動手段はなんでもありということで、クラッシュ君は乗り気だが、どうやらビスカント・デビルには裏があった。それは願い事が1つだけかなうといわれる伝説の宝石「スーパービッグパワーストーン」を手に入れること。この宝石は、その力(パワー)が使われることなく超古代文明都市とともに消えてしまったというが、ビスカントはタスマニアのリゾート開発中、たまたまこの宝石が眠るといわれる都市の地図を発見し探してみたのですが、謎が多すぎて簡単には見つけらない。そこで世界中から優れた知能や肉体をもつ者を集い、レースを開催すると偽って宝石を捜させようと考えたわけだ。しかし、招待者の中には悪の天才科学者「ネオ・コルテックス」の名も。コルテックスはビスカントの企てに勘付き、世界征服のため超古代文明都市とスーパービックパワーストーンを手にしようと悪巧む。それぞれの思いが錯綜しつつ、世界弾丸レースがスタートする。


 本作は、「クラッシュ・バンディクー」シリーズの最新作。シリーズ生誕10周年を記念して製作されたタイトルである。開発はディンプスが担当し、シリーズ初の国内での開発となったこちらも記念すべきタイトルとなっている。

 ゲームはボードゲームとミニゲームの2つのパートのみ。ボードゲームでサイコロを振りマスを移動し、特定のマスに止まるとミニゲームがスタートするというもの。その結果によってポイントが得られる。


 「クラッシュ・バンディクー フェスティバル」はDSダウンロード機能を使用し、最大4人の通信対戦が可能だ。ミニゲームでの対戦では、相手とマンガのフキダシのようなものを介してコミュニケーションを取ることができる。「モーションパネル」と呼ばれるこのシステムでは、セリフはもちろんキャラクターの顔を貼り付けたりと、ゲーム中いつでも自由にカスタマイズが行える。

 このモーションパネルはゲーム画面に差し込まれる形で表示される特性を使い、対戦中相手を邪魔することに利用できる。モーションパネルを消したいときは、マイクに息を吹き込むと吹き飛んで消えてしまう。対戦相手の邪魔もできれば、励ますこともできる。対戦にコミュニケーションを組み込んだ点はなかなか他にはない。

モーションパネルといって、対戦中などに相手にメッセージを送ったり、わざとミニゲーム中に送りつけて画面を隠すような邪魔をするようなことができる。そんなわけで、今回はあえてこのモーションパネル風にクラッシュ君と絡んでみようと思う

4コマだよクラッシュ君

 はっきりしない梅雨模様の中、颯爽とタクシーで駆けつけたクラッシュ君だが、なにやら押し黙ったまま。というのも、本作での対戦中にモーションパネルという、メッセージを飛ばし合うことが可能となっている。そんな本作の仕様にあやかって、クラッシュ君はなにやらゴソゴソと文字を書き始める。なるほど今回は筆談での告知かな? と思いきや、隣でもコソコソとマジックを滑らせる女の姿が……。

 そして飛び出すメッセージは「彼女はいる?」って、おい。コラ。クラッシュ君押し黙っちゃったじゃないか。そもそも、人間でなくてもいいのかよ。スナイパーHまでラブハンター化するのかと辟易するや、それには理由が……。



 あれは数日前。別の機会に占いを見てもらった彼女は、1年半は結婚であれ出会いであれ、待つようにとおあずけをくらっていたのだ。自らの運命は自らが切り開くとばかりに、「じゃあ、人間とじゃなければいいのかしら?」と、彼女は占いを勝手に脳内変換させていた。解釈の違いというか、根本的に間違っている。クラッシュ君もまさかの展開に何も言葉が出ない。そこから週末髪型を変えたことや、素敵なデートコースについて語り出す。そういえば以前も、クラッシュ君にこの女は飛びついていた。習性ならば仕方がない。噛みつかないだけマシというもの。



 ところが噛みつく男がフレームイン。しかも「スキ」のメッセージ。E記者だ。かつてのH記者のように飛びつくE記者はまさに本作と同様にこの展開をお邪魔しに来たらしい。何気にしっかり調べての乱入に関心しているも話はややこしい方向へ。

 「お前は土下座しとけばいいんだよ!」(E記者はよく土下座しています)。「お前が幸せになるなど百年早い!」(スナイパーは狙った獲物は外しませんが、すぐダメにしてしまいます)と罵声が飛ぶ。これにはクラッシュも何もできない。



 最後には殴り合いのケンカに。幻のクロスカウンターを決めたところでお開きとなった。クラッシュ君は傍観するしかなく、「……」としかしゃべっていない始末。というか、写ってもいない。クラッシュ君のつぶらな瞳に“なにか釈然としないもの”を残し、それでも笑顔で丸の内の町へと姿を消すのであった。

 ちなみにその後、E記者とH記者の口撃は止まらず、今に至る。皆さんは仲良く遊ぶように。


最後にクラッシュ君は初回購入特典の「クラッシュ・バンディクー タッチペンフィギィア」を手にパチリ。しかもどアップ。やっぱりどこか釈然としていないような気がする

クラッシュ・バンディクーフェスティバル
対応機種ニンテンドーDS
メーカービベンディ ユニバーサル ゲームズ
ジャンル対戦バラエティゲーム(ボード+ミニゲーム)
発売予定日2006年7月27日
価格5040円(税込)
プレイ人数1〜4人
“Crash Bandicoot Festival” interactive game (C) 2006 Universal Interactive, Inc. Crash Bandicoot and related characters are and (C) Universal Interactive, Inc. All rights reserved. Vivendi Universal Games and the Vivendi Universal Games Logo are trademarks of Vivendi Universal Games, Inc., in the U.S. and other countries. (C) Dimps Corporation 2006 All rights reserved.


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