“ハイデフ”テニスでトップランカーをめざせ!:「トップスピン2」:レビュー(3/3 ページ)
人が集まればパーティゲーム、そして忘れちゃならないXbox Live
コントローラが複数あれば、もちろんエキシビション、トーナメントなどでわいわいと盛り上がれるだろう。コツさえつかめば、Aボタン中心のシンプルなラリーだけでもけっこう熱くなれるはずだ。そして、対戦相手が身近にいるのならプレイしてほしいのがパーティゲームモードだ。テニスコートを使う特殊ルールのゲームが3つ収録されており、最大4人でプレイできる。以下にご紹介していこう。
タイムボム:相手からポイントを取ると相手側のタイマーが作動する。自分がポイントを取られるまでは相手のタイマーが進むが、自分がポイントを取られたら自分のタイマーが進んでしまう。これを繰り返し、最終的にタイマーがゼロになったほうが負け、というゲーム。最後の最後でボムが爆発するのだが、爆発エフェクトが小さいので、ちょっとしょんぼりした。番外編のミニゲームなのだから、もっとド派手に爆発してもよかったのではないかと、その点が残念だった。
ウォールブレイカー:相手コートの奥にある壁を壊して得点を得るゲーム。一度壊した壁のところにボールが行くともったいないので、壁をたくさん壊せるようにボールが飛ぶ方向を考えつつプレイする必要がある。
スプラッシュコート:ボールがバウンドした地点がペイントされる。効率よくペイントさせつつ、うまくポイントを取らなくてはならない。ラリーを続けると塗りつぶされていくコートがそこはかとなく面白く、個人的には一番気に入っているミニゲームだ。
これらのパーティゲームはそれぞれ違った面白さがあるのだが、残念なのはコントローラを2つ以上用意しないとできないという点。パーティゲームだから2人以上のプレイが前提だと言ってしまえばそうだが、XboxLiveなどで世界中の人たちと対戦できるXbox 360においては、コントローラを1つしか持っていないユーザーも多くいると推測できる。そういったユーザーのことも考慮して、コンピュータ相手に1人で遊ぶ、という選択肢も用意してほしかった。
さて。コントローラが1つでも、いつでも誰かと対戦できるXbox Liveのほうはといえばは、もちろん本作でも楽しむことができる。Xbox Liveのゴールドメンバーシップの手続きが済んでいて、本体がブロードバンド環境に接続されていれば、すぐにでも対戦ができるわけだ。このオンライン対戦の気軽さはXbox 360の最大の強みだろう。実際に接続から対戦までの流れはスタンドアロンでコンピュータと戦うのと同じくらいの感覚でスムーズ。発売されたばかりだというのあるし、欧米のプレーヤーもプレイしているというのもあるが、朝つなげても夜つなげても、対戦相手に困ることはなかった。
ただし困ったこともある。相手がメチャクチャ強いのである。いやこれは、筆者がメチャクチャ弱いとも言えるかもしれない。それにしても、赤子の手をひねるようにとは、まさにこのことで、いいようにもてあそばれることが多い。猛者たちのやり込み具合に完全敗北である。彼らに対抗できるようになるために、うちのJoannaのステータスをガンガンに上げてやるぞ! と息巻いてしまった。
プレイ時の通信環境については良好なケースが多かったが、たまにラグが激しいことがあった。自分の環境が原因なのか、相手の環境が原因なのか、はたまたマイクロソフトのサーバが原因なのかは定かではないが、カクカクカクという動きになってチャンスを逃がしてしまったことも何度かあったのは残念な点だ。ただやはり、この手軽に対戦できるという環境はクセになる、というかたまらないものがある。テニスゲームは人とやってなんぼだと思っている筆者としてはこれだけでも延々遊べるくらい熱い要素である。あとは自キャラのステータスと己のプレイを磨くのみだ。
リアル系テニスゲームのひとつの到達点
リアルな挙動、リアルなグラフィック、シンプルにして奥が深い操作性、やり込めるキャリアモード、オンライン対戦と、至れり尽くせりな感はあるが、ひとつだけ大きなデメリットがある。それはロード時間だ。
タイトル画面からメニュー画面に移行するだけでもロードが入る。何かにつけロードにつぐロード。しかも1度のロードは7、8秒〜数10秒あるときもあり、全体のテンポを大きく損なっている。ロード中はプレイのヒントが画面下部に表示されたり、各国での大会情報を確認できたりする、という配慮はなされているが、それでも「ロードが多い」、「ロードが長い」という点が気になってしまうレベルだ。次世代機の先鋒として他社ハードに先んじて登場し、圧倒的な処理能力を有するXbox 360だけに、ロード時間の短縮も可能なのではなかろうかと思うのだが、それは欲張りなのだろうか。これでロードが短ければなぁ、ともったいなく思ってしまった。
逆に言えば、ロードと通信時のラグ以外には目立った欠点を感じなかったという点で、非常に秀作だとも言える。特にキャリアモードの充実っぷりは特筆すべきだ。本作はXbox 360で遊べる唯一のテニスゲーム、というだけでも一定の需要はあるだろうが、もっと言えば、家庭用ゲーム機で遊べるリアル系テニスゲームのひとつの到達点、と言っても過言ではないと思っている。少なくとも現時点ではそのポジションに身を置いているタイトルだ。本体と併せて買うとなると敷居は高くなるが、現在ハードを持っているなら、ハイデフを体感できるスポーツゲームとして手にとる価値は十分にあるタイトルだと言えるだろう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
「ロッチ」中岡、顔にたっぷり肉を蓄えた激変ショットに驚きの声 「これ…ヤバいって」「すごい変身っぷり」
-
「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
-
「東京チカラめし」約2年ぶりに東京で“復活” まさかの出店場所に驚き「脳がフリーズしそうに」
-
「今までなんで使わなかったのか」 ワークマンの「アルミ帽子」が暑さ対策に最強だった 「めっちゃ涼しー」
-
「ヒルナンデス!」で道を教えてくれた男性が「丁(てい)字路」と発言 出演者が笑う一幕にネットで批判続出
-
大谷翔平がエスコート 真美子さん「ドジャース奥様会」に再び登場で頭ひとつ抜き出る
-
「新紙幣出てきたんだけど」 レジで“千円札”見た若者がポツリ→まさかの正体にショック広がる 「そうだよねえぇ」
-
16歳お姉ちゃんと0歳弟、赤ちゃんが泣くとすぐに抱っこして…… 愛をそそぐ姿に「愛しさ溢れてて号泣」「いいね1万回押したい」
-
地元民向け“バリカタ仕様”の袋麺だと思ったら……思わぬ落とし穴に「トラップ仕掛けられてる」「自分も引っかかった」
-
川をせき止めるほどのゴミ→ボランティアがを徹底的に掃除したら…… 見違える変化に驚き
- 「今までなんで使わなかったのか」 ワークマンの「アルミ帽子」が暑さ対策に最強だった 「めっちゃ涼しー」
- 市役所で手続き中、急に笑い出した職員→何かと思って横を見たら…… 同情せざるを得ない衝撃の光景に「私でも笑ってしまう」「こんなん見たら仕事できない」
- 「ロッチ」中岡、顔にたっぷり肉を蓄えた激変ショットに驚きの声 「これ…ヤバいって」「すごい変身っぷり」
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- “スケスケ成人式コーデ”が物議のモデル、「3度見される服」を披露 「コレは見ちゃうわ」「洗っても大丈夫なのか」の声
- 「東京チカラめし」約2年ぶりに東京で“復活” まさかの出店場所に驚き「脳がフリーズしそうに」
- 業務スーパーの“高コスパ”人気冷凍商品に「基準値超え添加物」 約1万5000個販売……自主回収を実施
- イオンモールで販売「シフォンケーキ」にカビ発生、5000個回収へ “下痢”の報告で調査中……出店企業が謝罪
- 【今日の計算】「500×99」を計算せよ
- ミュージカル『ディズニー くまのプーさん』、舞台が見えづらいとの指摘に謝罪 「視認性の改善を講じる」
- 庭に植えて大後悔した“悪魔の木”を自称ポンコツ主婦が伐採したら…… 恐怖のラストに「ゾッとした」「驚愕すぎて笑っちゃいましたw」
- 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
- 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
- 「歩行も困難…言動もままならず」黒沢年雄、妻・街田リーヌの病状明かす 介護施設入所も「急激に壊れていく…」
- 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
- 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
- 釣りに行こうとしたら、海岸に子猫が打ち上げられていて…… 保護後、予想だにしない展開に「神様降臨」「涙が止まりません」
- 身長174センチの女性アイドルに「ここは女性専用車両です!!!」 電車内で突如怒られ「声か、、、」と嘆き 「理不尽すぎる」と反響の声
- 築152年の古民家にある、ジャングル化した水路を掃除したら…… 現れた驚きの光景に「腰が抜けました」「ビックリ!」「先代の方々が」
- 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評