“お姫様だっこ”を体験してきました。「パーフェクト ワールド -完美世界-」テストリポート(1/2 ページ)

クローズドβテストの開始以前から注目度が高かったMMORPG「パーフェクト ワールド -完美世界-」。お姫様抱っこのスクリーンショットやムービーに胸ときめかせた読者……はいないと思うが、本タイトルのテストプレイに参加する機会を得られたので、できる限り多くの要素を試してきた。クローズドβテストの抽選に当たった人も外れた人も、ぜひ予習代わりに一読してほしい。

» 2007年02月05日 00時00分 公開
[麻生ちはや,ITmedia]
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 中国産MMORPGとして今最も注目を集めているタイトル「パーフェクト ワールド -完美世界-」(以下、パーフェクト ワールド)。同タイトルは1月18日のクローズドβテストを予定していたのだが、昨年12月に起きた台湾の地震が原因という予想外の理由により、2週間もの延期となっていた。クローズドβテスター当選者はもちろんのこと、残念ながら抽選に外れてしまった読者も、キャラクターと職業、グラフィックスや戦闘システムなど、より詳細な情報を知りたいユーザーは多いことだろう。今回シーアンドシーメディアを訪問して、2月5日にクローズドβテストが開始される「パーフェクト ワールド」をプレイする機会を得たので、できる限りの情報をお届けしよう。ぜひ予習代わりに一読してほしい。

 ただし、あくまでβテスト向け仕様なので、今後インタフェース・グラフィックスともに変更される可能性があるとのことなので、その点はご了承いただきたい。

キャラクター作成と種族別クラス

画像 妖獣の場合、髪型や髪の色、耳の形など細かなカスタマイズは行えないのは残念。この他、狼やパンダの外見をしたテンプレートもある

 「パーフェクト ワールド」で選べるプレーヤーキャラクターは、まず種族が「人間」、「妖族」、「エルフ」の3種族。各種族には2つずつクラス(職業)が用意されており、人間には「戦士」、「魔道士」、妖族には「妖獣」、「妖精」、エルフならば「精霊師」、「弓使い」とそれぞれの肉体的特徴を生かしたものになっている。妖族のみ他の2種族とは少し異なり、妖獣は男、妖精は女しか選べない。

 キャラクター作成時には性別のほか、髪型や顔つきの異なる外見をテンプレートから選べる。その後さらに、目や眉、耳や体つきにいたるまで9つのカテゴリ別にスライドバーで微調整できるようになっている。鼻の調整1つをとっても、「鼻梁左右比率」、「鼻先水平比率」など6つのポイントを変更できるため、キャラクター作成だけで軽く1時間程度は遊べてしまう(エレクトロニック・アーツの「ザ・シムズ2」プレイ経験があれば、新規シム作成を思い浮かべてもらえばよい)。

 残念ながら妖族はあまりカスタマイズできないのだが、エルフと人間を選んだ場合、自分と同じ顔つきの他プレーヤーに会うことはまずないだろう。

 なお、ゲームを開始する街も種族ごとに異なるので、友達と一緒にプレイを始めるならば、前もって選ぶ種族を相談しておいたほうがよさそうだ。

妖獣/妖精(スタート地点:北野営地)

 基本的にHPや防御力は見た目の割りに低く、召喚した生物に攻撃させる後衛職。召喚できるのは攻撃用だけでなく、騎乗生物や後ろをついてくるだけのペット的なものもいた。妖獣は一定レベル以上で変身スキルを習得でき、変身後は移動速度と防御力が著しく上がる。アクティブモンスターがいる地域を突破したい時には使えそうだ。

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画像 元の姿とは関係なく、変身スキルを使うと白虎に姿を変えた。移動速度は圧倒的に速くなるというよりは、心持速いかも……という程度だ
画像 召喚スキルで巨大なカエルを呼び出してみた。移動すると後ろからピョコピョコと後をついてくるが、可愛いだけで戦闘には参加してくれない観賞用ペットである

エルフ(スタート地点:花灯りの森)

画像 「パーフェクト ワールド」のエルフはなぜか耳が長くない。カスタマイズ次第ではかなりグラマラスな体形に……

 エルフは攻撃型の「弓使い」と、支援型の「精霊師」のどちらかを選択。精霊師は回復魔法などを使ういわばヒーラーである。こちらも防御力は低く、接近戦には全く向かない種族だが、エルフだけの特徴としてレベル1から飛行可能だ(他種族は一定レベルに到達すると飛べる)。飛行中はスピードがかなり落ちるが、これは羽の種類に依存し、移動速度の速い羽は有料アイテムでの販売が予定されている。

画像画像 スペースキーで上昇すると、城壁などを飛び越えられるので便利。飛行しながらの攻撃も可能なので、序盤の戦いは有利かもしれない。ただし、飛行中は常にMPが減り続けるので、攻撃スキルを連発してMPが切れると、自動的に地上に降りてしまう。滞空攻撃が可能なモンスターも中には当然存在している

人間(スタート地点:剣仙城)

 攻撃・防御ともに最もバランスの取れた種族が人間だ。他の2種族に比べるといささか地味な気もするが、選べるクラスが戦士と魔道士の2つで、どちらも攻撃主体の職業だ。前者はタンカー、後者はダメージディーラーとしての活躍が期待される。

画像 巨大な剣が突き刺さる「剣仙城」周辺に降り立った戦士。見た目通りに、近接攻撃を得意とし、スキルも一撃で高い物理ダメージを与えるものを習得できる
画像画像 際立った特徴が今のところ見られない人間だが、攻撃スキルを使った時のエフェクトは、一番派手で見ものかもしれない……。近接職や攻撃力の高い魔道士は、序盤〜中盤の育成が楽なので、ビギナーには向いているだろう
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