ロックワークスの2大新作タイトルが全面対決!?――「十二ノ天」&「九龍争覇」発表会(1/2 ページ)

ロックワークスによる発表会において、新作MMORPG「十二ノ天」と「九龍争覇」が紹介された。発表会には両タイトルの応援団長に選ばれたお笑いコンビ「アメリカザニガニ」の2人も登場し、いつのまにかそれぞれが応援するタイトル同士が対決することに?

» 2007年04月09日 21時33分 公開
[眞鍋航希,ITmedia]

 4月9日、ロックワークスによって新作PC用オンラインゲームの発表会が東京・六本木にて開催された。

 ロックワークスは、「ダークアリーナ」や「ドラゴンジェム+」といった韓国発のオンラインゲームを日本向けにローカライズし、サービス提供をしているオンラインゲーム会社。発表会では、まずはじめに同社代表取締役社長の岡村隆氏が登壇し、「2007年4月9日、ロックワークスは満を持して2つのタイトルを発表します。ひとつは、韓国のギガスソフト開発の『十二ノ天』、もうひとつは同じく韓国のINDY21開発の『九龍争覇』です。この2タイトルは、東洋を舞台にしたMMORPGとなっています。これらのタイトルの提供を機に、日本でのオリエンタルエンターテインメントの分野をロックワークスが切り開き、牽引していきたいと思います」と力強い挨拶をした。

 今回の発表会のため、ギガスソフト代表取締役社長の紅窓右(ホン・チャンウ)氏、INDY21代表取締役社長の尹善鶴(ユン・ソンハク)氏が来日。それぞれ、「実は、私はビジネスマンというより、ゲーム開発者です。そのため、日本のオンラインゲーム市場に向けてどのように『十二ノ天』をパブリッシングしていけばいいか、という質問に答えることはできません。しかしながら、ロックワークスという心強いパートナーがいるので、日本市場での成功に確信を持っています」(紅窓右)、「私たちが開発した『九龍争覇』は、韓国をはじめ世界各国でのサービス提供を予定しています。その中でも、私は日本市場での成功が特に重要だと考えています。ロックワークスと協力し、今後もがんばって日本市場に向けてサービスを行っていきたいと思います」(尹善鶴)と、日本でのサービスについて語った。

ロックワークス代表取締役社長 岡村隆氏
ギガスソフト代表取締役社長 紅窓右氏
INDY21代表取締役社長 尹善鶴氏

「十二ノ天」&「九龍争覇」の応援団長に就任した「アメリカザリガニ」の2人

 各社代表取締役社長の挨拶の後には、特別ゲストのお笑いコンビ「アメリカザリガニ」の柳原哲也氏、平井善之氏が登場した。2人はそれぞれ、柳原氏が「十二ノ天」の応援団長、平井氏が「九龍争覇」の応援団長に選ばれたとのこと。通常の発表会なら各タイトルの紹介を行うところだが、2人は異なるタイトルの応援団長に就任したこともあり、自分のタイトルが可愛い様子。いつのまにか、発表会ということを忘れ、それぞれのタイトルが対決することになってしまった。

第1の対決「世界観対決」

「十二ノ天」―さまざまな国の特徴が盛り込まれた東洋ファンタジー

 中国の文化にこだわらず、インドや日本といった東洋の国々のエッセンスが盛り込まれた東洋ファンタジーの世界。プレーヤーは「白道十三天」、「覇王破天連」、「血連教」という3つの勢力のいずれかに所属し、自らの勢力の拡大のために戦うこととなる。

「九龍争覇」―9つの勢力が争う、リアル志向の世界

 9つの“門派”が権勢を競い合う、古代中国を元にした世界で、プレーヤーはいずれかの勢力に所属することができる。各門派には武当(ブトウ)や小林寺(ショウリンジ)といった中国の歴史的背景を基本にした設定が存在し、所属勢力によって使用できる武功(スキル)が異なる。これら9つの勢力には、それぞれ「白道」、「黒道」、「中立」といった3つのカテゴリー分けがされており、プレーヤーは選んだ門派によっていずれかに属することになる。フィールド上に出現するモンスターにも勢力が存在し、プレーヤーの行動とは関係なく戦いを繰り広げることもある。中には、プレーヤーの手助けをしてくれるモンスターも存在するとのことだ。

 また、本作にはプレーヤーの行動が“小説”として記録されていく「江湖風雲録」システムが導入されている。「九龍争覇」の世界には“英雄”と呼ばれる10人のキャラクターが存在し、ゲーム内のクエストを達成して彼らの軌跡を追うことで、ひとつの壮大なストーリーが形作られていくという。

9つの門派には、伝統ある「少林寺」、少林寺と双璧をなす「武当派」、放浪者たちからなる「開幣」、農地を失った農民や盗賊からなる「緑林盟」、女性のみが属する「秘宮」、新興勢力「鉄拳門」、秘密組織「黒龍幇」、闇に紛れて活動する「魔教」、貴族・豪族からなる「世家連盟」がある

 中国武侠小説をイメージした世界観ながら、それぞれ異なる特徴をもつ両タイトル。「アメリカザリガニ」の柳原氏は「“十二”と“九”でこっちのほうが数が多い。だから『十二ノ天』の勝ち」と主張するも、やはり甲乙つけがたく「世界観対決」は引き分けとなった。

 ちなみに対決中、「九龍争覇」の門派実装のタイミングも公開された。クローズドβテスト時には白道の「少林寺」と「開幣」、そして黒道の「秘宮」、「緑林盟」が。オープンβテスト時には白道に「武当派」が、黒道に「魔教」が追加。そしてサービス開始後に順次中立派の「鉄拳門」、「黒龍幇」、「世家連盟」が追加される予定だ。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2404/18/news134.jpg 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  2. /nl/articles/2404/18/news025.jpg 生後5日の赤ちゃん、7歳のお姉ちゃんから初めてミルクをもらうと…… 姉も驚きの反応がかわいい
  3. /nl/articles/2404/18/news057.jpg 9カ月の赤ちゃん、バスで外国人の女の子赤ちゃんと隣り合い…… 人生初のガールズトークに「これは通じあってますね!」「ベビ同士の会話、とろけます」
  4. /nl/articles/2404/17/news037.jpg 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  5. /nl/articles/2404/17/news034.jpg 「妹が入学式に着るワンピース作ってみた!」 こだわり満載のクラシカルな一着に「すごすぎて意味わからない」「涙が出ました」
  6. /nl/articles/2404/18/news155.jpg 大谷翔平選手、ハワイに約26億円の別荘を購入 真美子夫人とデコピンとで過ごすかもしれないオフシーズンの拠点に「もうすぐ我が家となる場所」
  7. /nl/articles/2404/17/news179.jpg 「ケンタッキー」新アプリに不満殺到 「酷すぎる」「改悪」の声…… 運営元「大変ご迷惑をおかけした」と謝罪
  8. /nl/articles/2404/16/news192.jpg 「ゆるキャン△」のイメージビジュアルそのまま? 工事の看板イラストが登場キャラにしか見えない 工事担当者「狙いました」
  9. /nl/articles/2404/17/news129.jpg 「ハーゲンダッツ硬すぎ!」と力を入れたら……! “目を疑う事態”になった1枚がパワー過ぎて約8万いいね
  10. /nl/articles/2404/16/news175.jpg 「そうはならんやろ」をそのまま再現!? 「ガンダムSEED FREEDOM」のズゴックを完全再現したガンプラがすごすぎる
先週の総合アクセスTOP10
  1. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  2. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  3. 安達祐実、成人した娘とのレアな2ショット披露 「ママには見えない!」「とても似ててびっくり」と驚きの声
  4. 兄が10歳下の妹に無償の愛を注ぎ続けて2年後…… ママも驚きの光景に「尊すぎてコメントが浮かばねぇ」「最高のにいに」
  5. “これが普通だと思っていた柴犬のお風呂の入れ方が特殊すぎた” 予想外の体勢に「今まで観てきた入浴法で1番かわいい」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評
  8. お花見でも大活躍する「2杯のドリンクを片手で持つ方法」 目からウロコの裏技に「えぇーーすごーーい」「やってみます!」
  9. 弟から出産祝いをもらったら…… 爆笑の悲劇に「めっちゃおもろ可愛いんだけどw」「笑いこらえるの無理でした」
  10. 3カ月の赤ちゃん、パパに“しーっ”とされた反応が「可愛いぁぁぁぁ」と200万再生 無邪気なお返事としぐさから幸せがあふれ出す
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」