ストーリーとキャラクターを楽しんでほしい――「シャイニング・ウィンド」発売記念抽選会

セガから本日5月17日に発売されたプレイステーション 2ソフト「シャイニング・ウィンド」。この発売記念抽選会が秋葉原GIGOで開催された。会場には澤田剛プロデューサーと、イラストレーターのTony氏も駆けつけた。

» 2007年05月17日 16時15分 公開
[今藤弘一,ITmedia]

 午前10時から開催された「シャイニング・ウィンド」発売記念抽選会だが、当日は時折強く雨が降るといったあいにくの天気になってしまったものの、お昼を回った時点ですでに1000人を超えるなど、多くのファンが詰めかけていた。

画像画像 抽選会風景。1本の購入レシートにつき1回の“ガラポン”を回すことができる。特等は、Tony氏直筆キャラクターサイン色紙/出演声優寄せ書きサイン色紙が当たるというものだったのだが、中には1人で12回とか18回とか、42回も回すファンもいたとか……

 会場を訪れた澤田剛プロデューサーとTony氏がプレスの質問に答えてくれたのでご紹介しよう。

画像 Tony氏(左)、澤田剛氏(右)

――まずは抽選会について、ひとこといただけますか?

澤田 大荒れの天気になってしまったが、そんな中でもたくさんの人に来てもらえて、抽選会も大盛況でとてもうれしいですね。

Tony 雨の中、そして平日ということもあるんで心配していましたが、大盛況でよかったと思います。

――お気に入りのキャラクターはありますか?

澤田 基本的には全部お気に入りなんで難しいですが(笑)。キャラクターを楽しんでもらえるゲームに仕上げていますので、1人でも好きなキャラクターがいて、1人でも好きな声優さんがいたら、絶対に満足していただけると思います。全部のキャラクターに対する愛に差はないですね。

Tony 僕も同じように全部のキャラクターが好きなんですが、特に今回は、特に気持ちを込めて描いたのは獣人だったりしたんで(笑)。「ヒョウウン」とかは命を込めて描きこんだりした感じがあって。愛着は結構ありますね。

――発売日を無事迎えましたが、何かコメントをいただけますでしょうか。

澤田 前の「シャイニング・ティアーズ」から2年半くらいかかっているんで、長かったかなあという印象はありますね。キャラクターの数やボリュームが多いので、それを組み上げてゲームに仕上げるのは時間がかかりました。そういう意味では、今日は「終わったな。やったな」という気がしますね。

Tony 今回はキャラクターデザインやイラストを描くのにしても、自分なりにのびのびできたと思っていますので、今日発売されて「充実したな」という気分でいっぱいですね。

澤田 ユーザーの反応はどうだろうというのは……。

Tony そうですね。そのあたりはおっかなびっくりな部分もありますね(笑)。

澤田 好きになってくれるとうれしいですね。

――声優も豪華になっていますが、選考の基準などはありますか?

画像

澤田 基本的にはキャラクターをデザインするときから、声優さんは「この人で行こう」というのはだいたい決めているんですが、「この声優さんだったらこの役をやったらファンはうれしいに違いない」というコンセプトで作っているところもあって。ただし正直、ここまで声優さんを集められたのは、自分自身でも驚いています。

Tony 僕も初めて聞いたときには、こんな声優陣はあり得ないと思った。

澤田 声優さん自体を決め打ちで、キャラクターデザインも作っていったようなところもありますね。そういう点ではすごく満足しています。最初のコンセプト通りの声優さんを当てはめることができましたし、キャラクターデザインもそうですが、声と、ストーリーの中での立場とか、キャラクター性全般の作り上げがうまくできたかなと。そこが一番楽しんでもらいたいところですし、自信のあるところでもありますね。キャラクターを楽しむという、そういうRPGですね。声優さんのファンの方は絶対に楽しめます。

Tony キャラクターが実際にゲームの画面に出て、声を当てられて初めて、「自分の絵に声が付くとこんなにすごいんだ」と思いますね。収録の時に音声だけを聞いていると「うまいなあ」と思いますが、ゲームの中で、映像と音声と音楽が一緒になると「声優さんってすごいんだなあ。自分のキャラクターが生きているみたいだ」という実感がわく瞬間ですね。

画像

澤田 命を吹き込んでもらえる瞬間ですね。今回はほんとうに人気だけでなく、うまい声優さん、ベテランの声優さんが多いので。

Tony 自分の絵に声を当てていただけるなんてうれしい限りですね。

澤田 主要なキャラクターについては、各キャラクターごとに見どころもありますし。Tonyさんも言ってましたが獣人という、一見サブ的なキャラクターでも、登場人物全員に見どころがあるのがポイントです。このゲームの場合、主人公とパートナーを1人だけ選んで最後まで進むことができるので、そのときに選んだキャラクターでドラマがないとおもしろくないですし。ただ、どのキャラクターを選んでも楽しんでもらいたいということがありましたので、そのようには作られています。

――最後にファンへメッセージをお願いします。

澤田 キャラクターと物語を楽しんでもらうために、ゲーム内容は遊びやすく作ってあります。一応アクションRPGではありますが、かなり敷居は低くしてあります。2人プレイもできますし、クリアできるように作ってあります。RPGだとクリアできない場合もあったりしますが、このゲームではストーリー、キャラクターを楽しんでほしいと思っています。

Tony 皆さんに見てもらって喜んでもらえることを願って一生懸命描きましたので、ぜひ個性的になったキャラクターを楽しんでください。

シャイニング・ウィンド
対応機種 プレイステーション 2
メーカー セガ
ジャンル 心にふれるRPG
発売日 2007年5月17日
価格(税込) 7329円
プレイ人数 1〜2人
CERO B(12歳以上対象)
(C) SEGA


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