アニキが叫ぶ――「プレイすればきみもマジンガーZになれるゼェェェッッット!!」「スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd」CM撮影現場に潜入

「スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd」のTVCM撮影が都内某所で開催。今回のCMは“アニキ”こと水木一郎さんが登場する。撮影の合間を縫ってプレス向けにコメントをいただいたのでご紹介しよう。

» 2007年09月13日 18時09分 公開
[今藤弘一,ITmedia]
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 バンプレストから11月1日に発売される予定のプレイステーション 2ソフト「スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd」。シリーズ唯一のリアルタイムシミュレーションゲーム最新作である本作のTVCMに、我らが“アニキ”こと水木一郎さんが登場する。今回、TVCM撮影の合間を縫って、プレス関係者へのインタビューに答えてくれたので、撮影現場の風景とともにご紹介しよう。

 なおTVCMは、9月29日から放送される予定だ。スケジュールは記事最後に掲載する。

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―― 「スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd」のCMに出演されるわけですが、お気持ちをお聞かせください。

水木一郎さん(以下、敬称略) 今回CMソングも歌っていますが、実際にこのシリーズを長年プレイしているので、そういった意味からも起用してもらえたのかなと。最初は遊びでプレイしていただけだったんですが、それが仕事になって……。遊びも仕事にしちゃうぜっっっ!(注:指さし目線)と言う(笑)。とても光栄です。ぜひこのCMを見ていただいて、「ほんとにプレイしている人が出演しているんだ」と思ってくれたらうれしいですね。

―― プレイされた感想はいかがですか?

水木 わたしは前作「スーパーロボット大戦Scramble Commander」もプレイしていまして。「スーパーロボット大戦」シリーズは、スーパーファミコンの「第三次スーパーロボット大戦」からプレイしていますが、いわゆるスパロボシリーズをプレイしなれている人には、「スーパーロボット大戦Scramble Commander」はあまりにも臨場感があるのでビックリするかもしれませんね。たとえばコン・バトラーVは身長57メートルですが、マジンガーZは18メートルですから、その差がリアルに出てきますし。それがとても楽しいんですね。それに、それぞれのパイロットが、実際の役柄を演じた声優さんでしゃべりますし。

 あとは「スーパーロボット大戦」シリーズで言うと、最近では「スーパーロボット大戦OG」もありますけど、これらは3等身のロボットが、かわいらしい戦い方をしてくれる。それはそれでいいんですが、今回の場合は等身大なので、自分の家にロボットがやってきたかのような感じを受けるでしょうね。すごくきれいだし。

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 ところで日本のアニメや特撮が海外でなぜうけているかというと、海外の人は日本のロボットの色や形が、オブジェとしてすごくいいと言うんですね。ディミトリ・フロム・パリさんが、日本のロボットがすごくかっこいいというので家に飾ってみたそうなんですが、そのうちにその主題歌を聴いてみようとなってわたしの歌を聴いてくれて。そしてそれが縁でコラボレーションできた、ということもありますし。それだけ日本のアニメは優れていると言うことですね。日本人に生まれてきてよかったと思っています。

 最初、アニメーションのテーマ曲を歌い始めた当時というのは、なんであなたは子どもの、マンガの歌を歌っているの? とよく言われました。レコード屋さんでも片隅に置かれたりしていましたから。でもいまでは世界的にも認められてきましたし。本当に日本人に生まれてきてよかったですね。アニメは日本の文化ですから。

 でも普通、ロボットアニメを集めたものが1本のゲームになるなんて、昔はあり得なかったですよね。こうしてゲームになっているのは、バンプレストの寺田くん(注:寺田貴信プロデューサー)の努力があったからだと思います。

 何度も言っちゃいますが、臨場感があるし、きれいです。最近の高画質TVを持っている人なら、特にきれいに映りますし。本作はまだ発売前なので、プレイステーション 3で「スーパーロボット大戦Scramble Commander」をプレイしましたが、すごくきれいに映りますし(※注)。目でも楽しめるし、遊んでも楽しめるし。いろいろな楽しみ方がありますので、お勧めです。

編集注:プレイステーション 3には、プレイステーション 2対応のゲーム画面をアップコンバートして、480p/480iといったSD解像度の画面を、1080p/1080i/720pのHD解像度で出力できる機能が用意されている(関連記事参照)。

―― 今回の「スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd」にもさまざまなロボットが登場しますが、水木さんとして思い入れのあるロボットはありますか?

水木 やっぱり自分が主題歌を歌ったロボットを選びますね(笑)。マジンガーZでしょ、コン・バトラーVでしょ、あとグレートマジンガー。あと1体といったら、「スパロボ」でも歌ったゲッターロボを連れて行くと完ぺきですね。まだ全部プレイしていないんで分からないですが、マジンガーZとグレートマジンガーとを組ませると合体攻撃ができたり、といったことがあったら楽しいでしょうね。

 「スーパーロボット大戦」シリーズをプレイするときはいつもそうなんですが、たとえば前作では、HPやエネルギーのゲージが減っちゃったときには、回復させるために1回休ませますよね。そして次のステージには違うロボットを行かせるんです。僕の場合は、自分が歌っていなかったガンダムを出したりして(笑)。その間に、自分が歌ったロボットのエネルギーを戻しておくという(笑)。そういう作戦でプレイしていました。ただ、今作では次のステージにダメージを引き継がないので、お気に入りロボットだけでずっと戦うかもね。

画像画像画像 CM撮影現場の風景。今回のCMはシリーズ最新作である「スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd」を、水木さんが文字通り「コマンダー」(司令官)としてロボットをあやつりながら、その面白さを熱く伝えるというのがコンセプトだ

―― お歌いになったロボットアニメ主題歌で印象深い曲を挙げるとしたらどれでしょうか?

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水木 当然、マジンガーゼェッッット! ですね。次はコン・バトラーVです。

―― これまで数多くのロボットアニメ主題歌を歌われてきたわけですが、その中で聴いている人に伝えたいことなど、メッセージはありますか?

水木 “鋼鉄”ということもあるし、男の子がすごくあこがれる存在ですよね。ロボットは。日本のマンガ家の方がすごいと思うのは、手塚治虫先生も、永井豪先生もそうですけど、未来が読めちゃうというか、未来になるとロボットがこうなるよとか、ロケットが飛ぶよとか、まだそういったものが存在しないときにマンガにしたりということですね。いまではロボットも「本当にできるんじゃないか」と思えるような時代になっていますよね。いろいろ研究されていますが、平和利用としてぜひロボットを使ってもらいたいし。昔あこがれたロボットが、いまでは現実になって、動いているというのを見ると、昔の人は偉かったんだなあと思いますね。

―― 水木さんはユーザーとしても「スーパーロボット大戦」をプレイしているのはユーザーの皆さんがご存じですが、1ファンとして、何か作品に期待することはありますか?

水木 昔はロボットアニメの主題歌も、放送しているTV局が違うと歌えなかったりしたこともあったんですね。でも最近はそういったことはなくて、どの局でも、どのチャンネルでも歌えるんですが。このゲーム自体も、寺田くん、バンプレストさんが偉かったのは、最初にやった、ということですよね。普通はなかなか作ることができないですよ。少年の気持ちで作り上げたことがよかったのではないかと思いますね。自分自身もゲームをプレイしているときは、少年の心に戻れるというか、そういう気持ちになりますし。たった1枚のゲームに、いろいろな作品が合わさって1つになっているのはすごいことですよね。夢は、権利とかそういうもので押さえるものじゃないよ、とも思いますし。そういった意味で、いまの人は幸せですね。

―― 「スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd」を待ち望んでいるファンの方にアニキから熱いメッセージをお願いします。

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水木 ぜひスパロボファンの皆さんにプレイしてもらいたいですね。魂がのりうつって、実際にTVの中で動いてくれますし。自分が操縦士になった気分になれるし、自分が“いまの地球を守っている”とか、“家族を守っている”という、ヒーローになったような気持ちを味わえます。ゲームというのはいろいろなことを教えてくれますので。自分自身、ゲームで学んだこともありますし。

 余談ですが、窓際族になりつつある人たちや、定年になってしまうという人たちにもお勧めしたいですね。悩みもあるでしょうけど、絶対いいですよこれ! 指や頭を使いますし(笑)。ゲームをプレイしていなかった、僕らと同年配や上の年齢の方にもぜひプレイしてほしいですね! お子さんやお孫さんとプレイしたらもっといいと思うし。

 ところで、今回のCMソングですが、できればCDにしたいですね。CMソングは15秒くらいしかありませんが、それを3〜4分の曲にして作りたいです。

「スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd」
TVCM「水木一郎 初めてのプレイ篇」OA開始予定
TV局 番組名 放送時間 OA開始日
TBS・MBS系列 特番「機動戦士ガンダムOO披露宴」 土/午後5時半 9/29〜
TBS・MBS系列 機動戦士ガンダムOO 土/午後6時 10月6日〜
フジテレビ系列 ゲゲゲの鬼太郎 日/午前9時 10月7日〜
フジテレビ系列 こちら葛飾区亀有公園前派出所 日/午前9時半 10月7日
テレビ東京系列 キューティーハニー 火/深夜1時 10/2〜
テレビ東京系列 BLEACH 水/午後7時26分 10月2日〜
テレビ東京系列 銀魂 木/午後6時 10月4日〜
TVK saku saku 月〜金/午前7時半 10月1日〜
ファミリー劇場 ウルトラマンA 日/午後8時 9月30日〜

スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
ジャンル リアルタイムシミュレーション 
対応機種 プレイステーション 2
発売日 11月1日発売予定
価格(税込) 7329円(予定)
CERO A区分(全年齢対象)
(C)葦プロ
(C)創通・サンライズ
(C)創通・サンライズ・毎日放送
(C)ダイナミック企画
(C)東映
(C)東北新社
(C)ビックウエスト
(C)2003 Project GODANNAR
(C)2001 BONES・出渕 裕/Rahxephon project
(C)BANPRESTO 2007


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