Wiiザッパーで群がるゾンビを狙い撃ち 2人プレイも熱い“バイオ”の追体験:「バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ」インプレッション(1/2 ページ)
11月15日に発売予定のWii用ソフト「バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ」を一足早く体験してきました。Wiiザッパーでゾンビを撃ちまくり、歴代「バイオハザード」を追体験できる待望の“バイオ”新作は、2人プレイも熱いガンシューティングですよ!
Wiiザッパーでレッツバイオ!
このたび、一足早く「バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ」をプレイする機会をいただいたので、さっそくリポートさせていただこう。
筆者がまずうれしかったのが、Wiiザッパーに初めてさわることができたということ。WiiザッパーはWiiリモコンとヌンチャクを装着できるアタッチメントで、銃に見立てたフォルムがガンシューティングなどの操作性を向上し、何よりも気分を盛り上げる素敵な周辺機器だ。
初めてのWiiザッパーは「意外とゴツい」という印象。ヌンチャクを装着する後方の部分がけっこうかさばる感じだ。小さなお子さんがプレイした場合には大きく感じるかもしれないが、けして重いわけではなく、むしろ「見た目はゴツいが、割と軽い」代物なので、こどもでも大人でも手軽に扱えるのではないかと思う。
WiiザッパーにはWiiリモコンを装着する部分とヌンチャクを装着する部分があり、両手でかまえてプレイするというケースが想定されているが、本作ではWiiザッパーにヌンチャクを装着せずにプレイすることになる。なぜかと言えば、プレイ中にヌンチャクを振る必要があるからだ。まずは操作体系についてザッとお伝えしよう。
Wiiザッパー&ヌンチャクのスタイルで操作した場合は、Wiiザッパーのトリガーで射撃、もちろんWiiリモコンのポインター機能で照準移動だ。ヌンチャク側はコントロールスティックでカメラ操作、Cボタンで武器の切り替え、Zボタンでアクション(状況に応じたさまざまなアクションを行う)、Zボタンを押しながらトリガーをひけば手榴弾を投げることができる。また、ヌンチャクを振ることで銃器のリロード、Zボタンを押しつつ振ればナイフの使用が可能だ。
もちろんWiiザッパーがなくても本作を楽しむことはできる。Wiiリモコン&ヌンチャクの場合は、ヌンチャクで若干のカメラ操作ほかCボタンやZボタンでの操作も可能だが、ヌンチャクを取り外してWiiリモコンのみでも操作できるという選択肢があり、これはこれで軽快なプレイが可能だ。WiiリモコンのみのプレイではBボタンで射撃、Aボタンでアクション、十字ボタンで武器の切り替え、リモコンを振ることでリロード(Aボタンを押しながら振ればナイフ使用)というコンフィグになる。
今回筆者がプレイした環境ではWiiザッパーを使用させてもらった。発売前から個人的に気になっていたWiiザッパー……。元々ガンシューティング向きだと思っていたWiiのインタフェースで、まさにガンシューティング向きの周辺機器が登場!ということでガンシュー好きとしては、これはもうたまらない。真っ白い銃を握りしめて、いざ、ゾンビとの対決に挑む筆者であった。
懐かしの名場面をガンシューティングで追体験
本作では歴代「バイオハザード」から選ばれたさまざまな場面とアンブレラの核心に迫る新たなステージなどが用意されている。まずは「黄道特急事件」というシナリオを選択してみた。まさしく「バイオハザード0」の序盤の舞台となった特急の中で戦うシナリオだ。
プレーヤーキャラとして選択できるのはレベッカ・チェンバースとビリー・コーエン。元の作品に忠実な設定だと言えよう。筆者は何となくレベッカを選択。次に武器を選ぶ画面に移行する。基本的にハンドガンは無制限で撃てるので、2つ目の武器を選択するということになる。ゾンビが束になってかかってきたことを想定してショットガンを選択した筆者は、レベッカとなって特急列車に乗り込むことになった。
プレイしてみて、まずそのグラフィックに驚かされた。比べるべくもないが、過去にリリースされたガンシューティング「バイオハザード ガンサバイバー」シリーズと比較すれば隔世の感がある。リアルに描きこまれた背景やゾンビは、臨場感の増幅に一役も二役も買っている。……と、見とれている場合ではない。列車の中では容赦なくゾンビが襲ってくる。1体や2体がまばらに襲ってくる分にはハンドガンで十分だが、やはり大勢が襲ってきた時はショットガンなどの強力な武器が有効だ。
本作の移動は、アーケードのガンシューティングなどでもよく採用されている強制スクロールするタイプのもの。通常はプレーヤーキャラであるレベッカの姿は見えず、レベッカの視点で移動していくことになる。コントロールスティックでのカメラ移動は、あくまでもレベッカの目線としてリアルな範囲で上下左右に目線をふれるといった程度のもので、360度自由にぐりぐり見て回れるというものではない。移動操作をしなくて済む分、射撃に集中できるのはなかなか好印象。現われるゾンビを手当たり次第に狙い撃ちだ。
強制的に移動する中で、画面上にアイテムが現われる時がある。現われたアイテムに対して表示されたボタンを押せば入手することが可能。ハーブや救急スプレーなどおなじみの回復アイテムも登場するし、新たな武器を入手することも可能だ。
それにしてもハンドガンの弾が無制限というのはいい。本家「バイオハザード」シリーズでは弾がなくなるかもしれない、という要素が恐怖や難しさにつながっていたが、ガンシューティングである本作では弾切れがないということで敵を倒す爽快さ、プレイしやすさが得られているように思う。しかし、他のガンシューティングでもそうであるように、本作でもリロードのタイミングが大事。無制限に撃てるハンドガンにもリロードはあるし、武器が強力であればあるほどリロードの時間も長いので、敵がいない時を見計らってすかさずヌンチャクを振る必要がある。ゾンビが群がっている時にリロードをしなくてはならない状況になるとガブッとやられてしまうのは必至だ。画面上部には緑色のHPゲージがあり、これが0になると死んでしまうので、うまく回復しながら進んでいきたい。
右手にWiiザッパー、左手にヌンチャク、というプレイスタイルは初だったわけだが、やってみるとこれがなかなか雰囲気が盛り上がっていい。片手でWiiザッパーを持って長い間画面に向けていると疲れるのではないかと心配したが、Wiiザッパーそのものが軽いというのもあり、さほどつらくは感じなかった。
ゾンビを撃ち倒しつつ進んでいくと、最初のステージのボスが登場!ちなみに敵の弱点と照準が重なるとターゲットの中央が赤く光るので、それを頼りに弱点を探すといい。バシバシ撃ちまくって難なくボスを倒したが、筆者がプレイした設定はEASYだったそうで、難易度を上げればもしかしたら苦戦していたかもしれない。Wiiザッパーでのプレイに酔いしれつつも、別のシナリオをやってみることにした。
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