ワタシにとってゴハンといっしょ――「アルカノイドDS」発売記念イベントで大山のぶ代さんの腕前に驚嘆

タイトーは「アルカノイドDS」の発売記念イベントに、アルカノイドをこよなく声優の大山のぶ代さんを招き、トークショウや来場者との対戦を行った。そのハンパない腕前に会場がどよめいた……!

» 2007年12月07日 21時09分 公開
[加藤亘,ITmedia]

ガチでうまい

生涯「アルカノイド」します宣言も飛び出した大山のぶ代さんは、トークの合間もドラえもんで語りかけてくれたりとサービス精神旺盛だった

 タイトーは12月7日、ニンテンドーDS用ソフト「アルカノイドDS」の発売記念イベントとして、ソフマップ秋葉原アミューズメント館8階イベントホールにおいて、声優の大山のぶ代さんを招き、ユーザーとのゲーム対戦などに興じた。

 「アルカノイドDS」は「バウス」と呼ばれる自機を操り、「エナジーボール」を跳ね返して前方(上)にあるさまざまなパターンのブロックを破壊していくブロックくずしゲーム。エナジーボールを使いきってしまうか、最終ラウンドをクリアするとゲームオーバーとなる。

 大山さんは、アルカノイドが得意な有名人としても名高い。イベントは大山さんとアルカノイドとの出会いから語られた。大山さんは1986年、シンプルながら心ひかれる音楽に導かれるように、ふとゲームセンターに立ち寄る、運命の出会いを果たす。それ以後は夢中になるほどはまりこみ、仕事で地方などに赴くとまずすることはゲームセンターの位置を確認するほどまでに、アルカノイドに心奪われたのだそうだ。

 それまでゲームに対してむしろ否定的だった考えは、その出会いで180度ひっくり返った。暇さえあればアルカノイドをするために足しげくゲームセンターに通い、気がつけば25万点の自己最高得点をたたき出すほどにまで腕を上げていた。「相性がいいんだ」と、その時思うに至る。以後、リフレッシュの一貫として常に平均12〜13万点は、今でも獲得できるようになったのだとか。一度プレイをしはじめると、あっという間に100分経つのもザラとも。

 「当時、アルカノイドに人気があったときは、1プレイの時間制限や得点制限があり、落ち着いて遊べなかったが、こうしてニンテンドーDSになったことで、いつでもウチにいても遊べるというのはうれしい」と大山さん。今はアルカノイドの筐体を置いているゲームセンターも少なくなっているだけに感慨もひとしおなのだか。とはいえ、大山さんは都内だけでなく、地方も含めて今でも筐体が置いてあるゲームセンターは把握しており、それはそれで愛着があるのだとか。最近は懐かしいゲームをしたいという大人の人たちが増えてきたため、順番待ちをするときもあるほど“アツイ”らしい。

 大山さんは別宅に1台、アルカノイドの筐体を置いているほどで、専用のイスまで新調したほどのアルカノイド好き。歳を経た今だからこそ、遊びたいゲームと語るように、ひとかどならぬ愛情を感じた。大山さんにとってアルカノイドは“癒し”でもあるが、むしろ「甘いものを食べたあとの辛いもの」であり、「単純だから飽きない、いわばゴハンといっしょ」な存在なのだとか。

 これほど愛着があるだけに、実は大山さんは「アルカノイドDS」にお願いしたいことがあった。もしも次回作があるようであれば、昔のゲームセンターの音楽を再現してほしいとのこと。そもそも、その音楽にひきつけられたのが大山さんとアルカノイドとの出会いだっただけに、音楽へのこだわりも強く感じた。

 トークショウ後、実際にデモンストレーションとして、大山さんが「アルカノイドDS」をプレイしたのだが、これがまた圧巻の腕前で来場者を魅了する。昨日発売されたばかりということで、まだ3回ほどしか触っていなく、「まだ慣れていない」と謙遜していたのだが、あっという間に序盤の「A」をほぼノーミスでクリアしてみせる。バウスの操作といい、エナジーボールの跳ね返り方の計算づくしなところといい、その無駄のない制球力にただただ驚かされた。

 「赤の他人が、(『アルカノイド』を介して)つながっているのがうれしいじゃないですか。こうして(ニンテンドーDSさえあれば)ゲームで対戦したりするのだって簡単になって、すごい時代になったと驚いています。アルカノイドを通じて仲良くなってください」(大山)

デモプレイでは無駄のない「これぞ見本」というプレイをいきなり見せつける
来場者とのアルカノイド対戦でも、和気あいあいとしたファンとの触れあいを楽しんでいた。思わずステージに座り込んでのプレイ
最後は大山さんの本をサイン付きをかけてジャンケン大会。筆者もほしかったです!
「アルカノイドDS」
対応機種ニンテンドーDS
ジャンルブロックくずし
発売日2007年12月6日
価格(税込)ソフト単体:3990円、同梱版(白):5040円、パドル単体:各1800円
(C)TAITO CORP.1986,2007

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  2. 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
  3. 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
  4. 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
  5. 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  6. 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  7. 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
  8. 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
  9. 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
  10. 「妹が入学式に着るワンピース作ってみた!」 こだわり満載のクラシカルな一着に「すごすぎて意味わからない」「涙が出ました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」