ファンにうれしいクリスマスプレゼント――岡島秀樹投手ファンイベント

今年のワールドシリーズを制したレッドソックスの岡島秀樹投手を招いて行われた「KONAMI×MLBクラブハウスストア 岡島秀樹投手ファンイベント」は、ファンにとってなによりのプレゼントとなった。

» 2007年12月25日 15時02分 公開
[加藤亘,ITmedia]
シーズン中はなかなか間近で見ることができない岡島投手だが、こうして日本でじかに触れあえる機会に、ファンも岡島投手も大満足だったようだ

 12月23日、東京・渋谷にある「MLBクラブハウスストア」において、今年のワールドシリーズを制したボストンレッドソックスに所属する岡島秀樹投手を招いた「KONAMI×MLBクラブハウスストア 岡島秀樹投手ファンイベント」が開催された。

 今回のファンイベントに参加できたのは、「MLBクラブハウスストア」の店頭もしくはウェブにて2000円以上の買い物をするか、KONAMIの公式サイトから申し込んだ人の中から選ばれた150名のみで、会場では、発売中の「実況パワフルメジャーリーグ2 Wii」を使用しての岡島投手との対戦や、サイングッズなどが当たる抽選会、握手&写真撮影会などが行われた。

 岡島投手はファンの要望にも気軽に応えるほどサービス精神旺盛で、シーズン中での安定感ある活躍で最優秀セットアップ投手に選ばれるのも納得の余裕が感じられた。イベントでは対戦ののち、抽選会を行い、12月25日が岡島投手の誕生日ということで即席の誕生会が催されるというサプライズも。

 岡島投手に「実況パワフルメジャーリーグ2」をプレイした感想を聞くと、「自分が投げているようで、子供にかえったように楽しかったです。アメリカに持って帰ろうと思いました。モーションもそっくりですし、球種や攻め方など自分でも勉強になりますよ。移動中の飛行機で野球ゲームをやっているんですが、バッター相手に投げる攻め方とか勉強しているんです。いいゲームが出たなと思いました」とかなり楽しんだ様子。

 「アメリカの相手バッターをよく知らないので、全員4番バッターだと思って対戦する」という岡島投手は、「今年1年は、(相手の)顔と名前が一致しなかったので、こういうゲームで勉強して、相手のデータなども研究したいですね。ホントにいいゲームが出たと思います。日本では以前から(この手のゲームが)あったのですが、これでいつでも勉強できます」と、今後の相手バッターへの攻略に使っていきたいと述べた。

 今回のイベントについては、「ファンの方が、直接感想を言ってくれたのがうれしかったですね。ファンがいなければ1年頑張れませんでした。ですから、ファンに感謝はもちろんのこと、こういう機会をつくってくれたスタッフにも感謝したいです」と、ファンと身近に接する機会に感謝した。

 渡米前に「メジャーリーグには興味はない、評価してくれたから行く」と断言した岡島投手だが、やはり今でも1番興味があるのは、日本の野球とのこと。しかし、やりがいがあるのはメジャーリーグだと言及する。「アメリカに行ってよかったと思ったのは、やはり世界一になれたことですね。行って負けていたらつまらないですから。いい仲間にも出会えました」と、今は充実感に満ちているようだった。

 最後に来期の目標について質問すると、少しためらいながらも「自分の個人的な目標は、1年間怪我をしないで働き抜くことですが、チームはプレイオフに出られるように頑張っていきたい。プレイオフを勝ち抜いて、ワールドシリーズを連覇したい」と大きな目標を掲げていることを明らかにしてくれた。来年の活躍も期待したい。

ファンの応援がなによりの励みになったと答える岡島投手は、間近でのファンとの触れあいを楽しんでいた様子。岡島投手にとっても得難いクリスマスプレゼントとなったのかもしれない

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