ひと足お先に部曲戦などを堪能――「三國志 Online」を先行試遊
コーエーは、2月7日の第二次プレオープンを前に、新生「三國志 Online」のプレス向け先行試遊会を実施した。果たしてどう改良されたのか?
コーエーは1月29日、MMORPG「三國志 Online」の第2次プレオープンサービス開始を2月7日に控えたこのタイミングに、プレス向け先行試遊会を秋葉原「ADスクエア」にて実施した。
本タイトルは第1次プレオープンサービスを2007年9月に開始し、正式サービスは10月上旬を予定していたのだが、その後大幅なゲーム内容の変更・調整が行なわれることが決定。間もなくスタートする第2次プレオープンサービスは単なる2度目の無料期間ではなく、新生「三國志 Online」のお披露目の場となった。今回のプレス向け先行試遊会ではキャラクターメイキングから部曲戦(ギルド戦)まで、ひと通りの内容をさらっと体験することができた。過去のプレオープンに参加済みの読者もいると思われるが、+D Gamesでは改めて「三國志 Online」の基本部分からお伝えしていこう。
いわずもがな、舞台は「三国志」の世界
本タイトルは改めて説明する必要もないだろうが、「三国志」の物語をベースとするMMORPGだ。三国志だけではなく中国の民話や伝承も取り入れた、東洋ファンタジーの世界が再現されている。プレイヤーはキャラクターを育て魏呉蜀の三国いずれかに所属にし、国家間の大規模戦争に励むのもよし、跳梁跋扈する悪党やら魑魅魍魎やらとの戦いに楽しみを見出すのもよし。小説でおなじみの名将たちもNPCとして多数登場するため、三国志ファンにはたまらない要素が詰まっているタイトルだ。
また、MMORPGでは定番の職業、クラスといった概念がないのも大きな特徴の1つで、武器を持ち替えることで使用スキルや装備可能な防具、徒党(パーティ)における役割分担が変わっていく。
ゲーム序盤はの活動エリアは、第一次クローズドβテストから変わらず「荊州」とその中心地となる「水鏡村」だ。スクリーンショットではさすがに分からないが、街中での移動速度は従来よりもアップ、生産場所から倉庫の距離が縮まったり、生産品スタック数の上限が99個から100個になるなど細かい修正が入った。また、戦闘シーンについても攻撃間隔の調整し爽快感を失わないような配慮がされるなど、移動速度からUI周りまで、よりストレスのないプレイ環境となっているようだ。
新たなプライベートダンジョン「見捨てられた村」
通常は最大5名の徒党(パーティ)を組んで挑戦する、プライベートダンジョンの1つ「見捨てられた村」を紹介しよう。テストプレイのために用意されたキャラクターは全員レベル30なのだが、このダンジョンの適正レベルは30台半ばから後半とのこと。出現する敵はすべてアクティブかつリンクするため、弓などの遠距離攻撃が可能な武器で少数ずつ引いてみても、ほぼ無意味……。回復アイテムを持ってないせいもあるのだろうが、4つほどの徒党全てが、スタート地点からほとんど前進できないままにお試し時間を終えてしまった。適正レベルを満たして再チャレンジすれば、けっこうな緊張感とともに楽しめそうである。
第2次プレオープンサービスは2月7日の午後4時30分より開始で、プレイにはGAMECITY 市民ID(アカウント)が必要となる。なお、第1次プレオープンに参加したユーザーは、引き続き同じアカウントでの参加が可能だ。
軍略
次に第2次クローズドβテストで実装済みのシステム、「軍略」を体験。軍略は対人戦の「合戦」、「部曲戦」よりも気軽に遊べるインスタンスミッションで、プライベートダンジョンとの違いは制限時間があることと、明確なクリア条件が課せられている点だ。ミッションは短いもので5分、中には15分とわりと長丁場のミッションも用意されている。今回プレイしたのは「【于禁】救援!」で制限時間は5分、定員は10名というわりと小規模な内容であった。ミッション開始と同時にスタート地点から前線基地へ走り、敵に包囲された于禁を死なせないよう守らねばならない。
連合の盟主(パーティリーダー)が開始の合図をひとたびすれば、こちらの状況などおかまいなしにミッションは進行してしまうので、緊張感とうい意味ではプライベートダンジョンの比ではないかもしれない。今回の場合、クリア条件となっているNPC于禁が死んでしまえばミッションは失敗である。
試遊会のしめは部曲戦で
最後に「三國志 Online」のキモとも言える、部曲戦(ギルド戦)をもってこの日の試遊会は終了となった。また、この日は体験できなかったものの、1月25日には新たに実装される「三国制覇」、「客将」の2つのシステムに関する新情報が公開されている。三国制覇は個別の「合戦」をひもづけることで領土を奪い合い、一定期間終了後、合戦の結果によっては制覇勢力となり、名誉や報酬を獲得できるシステムだ。一方の客将とは、所属勢力への貢献度合いによって、誰もが知る三国志の有名武将が部曲(ギルド)を訪れ手助けしてくれるという、実に魅力的な内容だ。
ユーザーからの意見を反映し、ブラッシュアップされた「三國志 Online」の第2次プレオープンサービス開始は間もなくである。ぜひ楽しみにしていてほしい。
さて、プレス向け先行試遊会でも体験できた「プライベートダンジョン」についてだが、本日新要素の情報が公開されたので、それも追記しておく。
すでに実装されている「石林」などのダンジョンは、プレイヤー全員で共有できる場所であり、偶然居合わせたプレイヤー同士の影響が色濃く出てくるのだが、「プライベートダンジョン」では、挑戦する連合(レイド)のみが専有できる場所で、連合ごとにダンジョンが用意されることになる。つまり、外部からの干渉を受けないため、挑戦者である連合メンバーだけの力で道を切り拓いて行かなければならないわけだ。
第二次プレオープンサービスでは、試遊会にも登場した疫病により住人が死に絶え、怨霊や魔物が巣食う魔境「見捨てられた村」を実装し、正式サービス開始時には、人の心を惑わせる美しい森を舞台とした「誘惑の森」を実装する予定とのこと。
また、第二次プレオープンでは、戦闘シーンにおいて、よりテンポ良く、戦術性の高いバトルが楽しめるようシステムの改良も行うとしている。キャラクター間で共有できる「一族倉庫」の実装や、UIの改善など、プレイにあたっての利便性を高める仕様となるとのこと。
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