「世の中を変えるような」――ハドソンがiPod touchアプリ大量投入計画高橋名人がアップルストアで16連射?!

ハドソンの高橋名人がアップルストア銀座店でiPod touch/iPhone向けサイト「Do the Hudson!!」を紹介。20種類以上のiPod touch/iPhone用ネイティブアプリを提供することも明らかに。

» 2008年03月29日 16時37分 公開
[ITmedia]
photo iPod touchを手にする高橋名人。iPod touch用シューティングゲームはまだ提供開始されていないので、「16連射」はナシ

 ハドソンは3月29日、アップルストア銀座店で同社のiPod touch/iPhone向けサイト「Do the Hudson!!」に関するイベントを開催した。会場には高橋名人こと同社“名人”の高橋利幸氏も登場、ゲームをはじめとしたiPod touch向けのアプリケーションを紹介した。

 「Do the Hudson!!」は2007年12月にオープン、現在はiPod touch/iPhone向けのAjaxベースゲームやムービーを無料配信してるほか、高橋名人の公式ブログ「16連射のつぶやき」なども掲載されている。iPod touch/iPhone向けということもあり、英語版が用意されているのも特徴だ。

 イベントは高橋名人とブログ「iPhone・iPod touchラボ」を主催する近江幹氏のトークセッションでスタート。Macについては「Macintosh SE」から、iPodについては初代からという高橋名人のヘビーなMac/iPodユーザーぶりが語られた。

 高橋名人はiPod touchについて「ハドソンはゲームメーカーで軸はゲームだけど、iPod touchで面白いことを表現できればいいなあ、と模索している段階だと思う」と同社の取り組みを紹介。加速度センサーを活用したアイディアを披露するなど、単にゲームソフトの提供のみならず、ゲーム的な考え・面白さをiPod touchへ取り込んでいきたいとした。

photophoto 高橋名人(左)と近江幹氏(右)。「HDDタイプのiPodをバイクの振動で2日で壊してしまったこともありましたねぇ」(高橋名人)
photophotophoto Do the Hudson!!で配信されているAjaxベースのゲーム(左)、指先でiPod touchの画面にふれるとアイコンに穴が空く――ように見える「Touch Trix」と名付けられたジョークムービーも配信されている。Touch Trixはこの「ドントタッチ」のほか、アイコンが爆発する「アイコンボム」やアイコンが吹き飛ぶ「フー」など6種類が配信中(中、右)。

 iPod touchはSDKが公開されたことでサードパーティーによるアプリケーション開発に門戸が開かれた状態だが、ハドソンもネイティブアプリの開発をスタート、20種類以上を投入することが同社柴田真人氏(執行役員 ネットワークカンパニープレジデント)から明らかにされた。

photophoto 提供するiPod touch/iPhoneネイティブアプリのイメージ。(左)、20種類以上を投入(右)

 SDK提供開始から間もないこともあり提供開始時期や価格など、「詳細は明らかにできない状態」(柴田氏)とのことだが、「ボンバーマン」など同社の定番ゲームソフトから、マルチタッチや加速度センサー、内蔵無線LANなどiPod touchならではの機能を利用した新機軸のソフトも提供する考えだ。

photo 柴田氏が示したiPod touchタイトルのキーワード

 柴田氏は「ボンバーマン」という“モロわかり”なものから、「スターソルジャー」シリーズを連想させる「シューティング」、はては「愛」「見返り美人」「スカートめくり」という??なものまでさまざまなキーワードを挙げたが、なかでも注目してほしいというのが「卵」。

 「卵」がゲームなのかアクセサリーなのか、はたまたネットワークサービスに準じるものなのか詳細は語られなかったが、「ネットワークとZ軸をつかったキラーコンテンツになるはず」だという。「定番もやるけれど、、画期的なインタフェースで世の中を変えるようなものを作り出していきたい」(柴田氏)

 イベントの最後はDo the Hudson!!で提供されている「名人を探せ!」を使ったゲーム大会。これは「ウォーリーを探せ」のような本物探しゲームだが、マルチタッチを利用したインタフェースが取り入れられており、指先で画面を拡大しながらゲームが楽しめる。優勝者には同社のWii用ゲームソフト「DECA SPORTA」、参加者全員もiTunes Cardがプレゼントされた。

photophotophoto 特別仕様としてアップルストアを取り込んだ画面が用意された「名人を探せ!」。この画面の中から、画面左上の名人と同じ姿の名人を探す(左)、真剣な面持ちで名人を探すゲーム参加者

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