家庭用ゲーム機での「ストリートファイターIV」の追加要素は?(2/3 ページ)

» 2008年06月03日 21時00分 公開
[ITmedia]

豪腕うなる――「バイソン」

 危険なファイトスタイルによってプロボクシング界を追放されたボクサー。多額の報酬に応じて、ベガの側近となった。シャドルーの崩壊とともに行方不明となっていたが……。

 ダッシュストレートにダッシュアッパーといった前に出る猪突猛進なスタイルだったバイソン。スーパーコンボなどではエフェクトの追加によってよりパワフルな印象が強くなったが、彼にも新技の追加はあるのだろうか?



血塗られた鉤爪――「バルログ」

 美こそ最上のものと信じるナルシスト。己が美学のため、ベガに協力していた。恐るべきスピードで繰り出される華麗な技の数々は、見るものを魅了してやまない。シャドルー崩壊時に行方をくらましていたが……。

 春麗に勝るとも劣らないスピードを誇るバルログ。今回もフライングバルセロナアタックやイズナドロップは健在。華麗に宙を舞う美しい戦いを見せてくれるだろう。もちろん、マスクの下には美麗な素顔が隠れており、演出時などに見ることができる。



不撓の帝王――「サガット」

 無敵の虎とも称えられたムエタイ界の帝王。その蹴りに比肩する威力を持つ技は存在しないとまで言われた男。かつてリュウに喫した一度の敗北を胸に刻み、新たな強さを得るべく修行を続ける。

 脅威の飛び道具タイガーショットと、その長身から繰り出すリーチの長い通常技で相手をねじ伏せてきたサガット。もちろん守りの要であるタイガーアッパーカットも健在だ。今回はより迫力ある面構えで登場、帝王としての実力を見せ付けてくれるだろう。



魔人、地獄より来る――「ベガ」

 麻薬、人体実験、兵器取引など、あらゆる悪事に手を染めていた秘密結社シャドルーの総帥にして、魔人と恐れられるサイコパワーの使い手。崩壊するシャドルーと運命をともにしたと思われていたが、新たな身体を得て復活を果たし、不気味に暗躍をはじめる。

 再び復活した魔人ベガ。恐怖の技サイコクラッシャー、にダブルニープレスは健在。次世代機クオリティとなって、ベガ様のサイコパワーも留まるところを知らない。ウルトラコンボではこれまでにない迫力の技となっているぞ。


新たな挑戦者たち

 「ストリートファイターIV」から追加された4人の新キャラクターを紹介する。どのキャラクターもこれまでのシリーズにはなかったファイティングスタイルが魅力的。まずは稼働間近のアーケード版でプレイしてみる?

クリムゾン・ヴァイパー

 タフでスマートな女性エージェント。行動は常にビジネスライクで、義理や人情では動かない。全身に武器を仕込んだスーツから繰り出される攻撃は、まさに脅威。さまざまな場所で暗躍するが、その正体は謎に包まれている。

 グローブやブーツなどにさまざまなギミックを仕込んでいるヴァイパー。まさに全身武器となっており、電撃を帯びたパンチや炎をまとったキック、さらにはジェット噴射による大ジャンプなどを行うことができる。エージェントながら、派手な必殺技で押していくタイプのキャラになりそうだ。



アベル

 わずかな手がかりを元に、シャドルー残党を追い続ける若者。軍隊仕込みらしい総合格闘術を使う。一見愛想はよくないが、人嫌いではなく、生真面目でていねいな性格。過去の記憶を失っている。

 軍隊じこみの総合格闘技の使い手のアベル。飛び道具はもっておらず、打撃と投げを組み合わせたコンビネーションで戦うスタイルのキャラクターだ。上下のガードの二択を迫れる必殺技や投げタイプの必殺技も持っているため、多様な攻め方をすることができる。



エル・フォルテ

 ルチャ・ドールとコックという、二足のわらじを履いている。その熱き血潮と魂は、赤きサイクロンに勝るとも劣らない。究極の料理を求めて旅に出るが、コックとしての腕は今ひとつ。

 プロレス技を使うキャラクターで、スピーディーな動きとルチャリブレ独特の空中殺法を得意とする。ザンギエフの対極を行くタイプの投げキャラクターで、ザンギエフがじっくりと間合いを詰めて一発にかけるのに対し、エル・フォルテは一気に間合いを詰めてスピードで相手を翻弄するスタイルとなっている。



ルーファス

 我流のクンフーを駆使して戦う、自称全米ナンバーワンの格闘家。ケンを激しくライバル視し、どちらが強いかをはっきりさせるために闘いを挑む。早とちりが多く、ケンと間違えてまったくの他人を倒してしまうこともしばしば。

 その巨体からは想像できない身軽な動きとトリッキーなオリジナルクンフー技で戦う。どの技もどこか憎めないコミカルさを醸し出しているが、飛び道具をかき消しつつ攻撃できる突進技など、必殺技は意外に実戦的で死角の無いものを持っている。通常技のキックがややリーチ不足なのはご愛嬌。


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