2度の挫折を乗り超えた独身ガルカが見た「FFXI」の素晴らしき世界:感じるヴァナ・ディール(第2回)(1/3 ページ)
ヴァナ・ディールを旅して美しい風景と触れ合うSサイズのガルカのブラリ珍道中。連載第2回目となる今回は手始めに、バージョンアップが引き金となって発生した過去世界の大ピンチの模様をお届けしていく。
過去世界のバストゥーク共和国に異常発生!
2008年6月10日に行われたバージョンアップでは、フェローに関するシステムが新たに追加されたり、カンパニエで獲得できる勲章の種類が増えたりと、個人的にうれしい要素が目立つが、そう喜んでばかりはいられない。というのもカンパニエバトルで登場する敵も若干強化されたらしく、僕のワールドでは過去世界のエリアのほとんどを獣人が支配し、その結果バストゥーク商業区〔S〕にクゥダフ軍が攻め込むというトンデモナイ事件が発生したのだ。
市街戦自体は、アトルガンエリアにあるアルザビという街で、幾度となく発生するビシージで体験しており珍しくはないものの、初期エリアの3国(サンドリア王国、バストゥーク共和国、ウィンダス連邦)がその対象になるのは「FFXI」のサービス始まって以来の大惨事ではないだろうか。しかも今回、獣人血盟軍に狙われているのが我が所属国のバストゥークとなると、これは放っておけない一大事。愛すべき祖国を守るため、僕はすぐさま禁断の口から過去へ飛び、バストゥーク商業区〔S〕を目指した。
門を抜けて商業区へ入る。いつもと変わらぬBGMだったので、まだカンパニエバトルは発生していないらしい。その間にサーチ機能で商業区にいる冒険者の人数を確認してみると、何と約90人もの冒険者が集い、獣人血盟軍の襲撃に備えて万全の態勢を整えていた。そのほとんどがバストゥーク国民だったが、中には他国に所属する冒険者もちらほらいる。たとえその理由が「カンパニエバトルが多発するから経験値と戦績稼ぎに最適のエリアなだけ」だとしても、僕はバストゥーク国民の代表として皆に敬礼したい気持ちになった。
臨戦態勢からほどなく経つとBGMが変わり、ついにカンパニエバトルが始まった。クゥダフ兵団vs.冒険者の戦いが、街のいたるところで繰り広げられている。自分の所属国が襲われている光景を見るのは忍びない反面、ビシージ以上に興奮してプレイに力が入っている自分がいる。見慣れぬ市街戦も楽しいものだ。6月19日に再度行われたバージョンアップで獣人血盟軍の戦力が若干緩和されたようだが、それでも苦戦を強いられることに違いはない。さらにカンパニエバトルが発生する頻度が多く、止めどなくクゥダフ兵団が攻めてくるので回復する時間もままならないこともある。確かに、経験値および戦績を稼ぐために多くの冒険者が集っているのも分かるというものだ。僕も何度も戦闘不能から立ち上がりながらも、所属国で初めてのカンパニエバトルを満喫した。さて、来週のバストゥークはどうなっていることやら……。
バストゥーク商業区〔S〕での激戦模様
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