ステッカーを駆使して戦う――MYSTICKERバトルRPG「Blazer Drive」今冬発売

ニンテンドーDSに今冬、ステッカーのような形状を持つ、未知のエネルギーアイテム「MYSTICKER」を両の腕に貼り付けることで、自らを強化させた者たち「Blazer」の戦いを描いたRPGが登場する。

[ITmedia]

　今冬、セガからニンテンドーDS用ソフト「Blazer Drive（ブレイザードライブ）」が登場する。

　MYSTICKERバトルRPGと名付けられたブレイザードライブでは、近未来の“トウキョウ”を舞台に、未知のエネルギーアイテム「MYSTICKER（ミスティッカー）」を両の腕に貼り付けることで、自らを強化させた者たち「Blazer（ブレイザー）」の戦いが描かれている。

　プレイヤーは、ミスティッカーの特殊な力を犯罪などに悪用する者たちを取り締まる組織「ガーディアン」に所属する主人公・シロウとなって、ミスティッカーをめぐる数々の試練とバトルを通しながら、やがて想像もつかない巨大な敵、そして運命に立ち向かうことになるという。

ブレイザードライブ〜世界観〜

　近未来、地球温暖化による環境破壊が進み行く世界…。

　環境開発のテストケースとして選ばれた東京23区は、「自然と都市の融合」を目的とした都市改造が行われ、様々な自然環境をもつ「トウキョウXII区」へと進化した。

　「トウキョウXII区」のエネルギー供給の中心となるべく採用され、大規模な世界的環境汚染を再生に導きつつある未知のエネルギーアイテムが、「MYSTICKER（ミスティッカー）」である。世界展開をするグループ企業「ネクスト社」が生み出したものだ。

　MYSTICKERは一見ただのステッカーのような形状をしているが、それを貼った場所に火や電気などを生み出すことのできる画期的なエネルギードライブシステムであり、新時代のエコ･エネルギーとして急速に人々の暮らしの中へと入り込んでいった。

　もちろん、大変危険であり人体に悪影響を及ぼすため、「MYSTICKERは人体には絶対貼ってはいけない」とされている。

　しかし、あえてそのMYSTICKERを身体に貼り付けることによって、ステッカーに秘められた力を解放させることができる者たちが出現。

　彼らのことを総じて、「Blazer（ブレイザー）」と呼ぶ。

　ブレイザーの中には、MYSTICKERの特殊な力を犯罪などに悪用する者たちも多い。彼ら（野良ブレイザー）に対抗するために、やはりブレイザーたちによってトウキョウXII区に結成された組織が「ガーディアン」である。ガーディアンは野良ブレイザーの起こした事件に迅速に対応すべく複数の支部を設立、事件の解決に向けて活動している。

トウキョウXII区イメージ

　ミスティッカーには大きく分けて、「炎」「氷」「雷（電気）」「風」「光」のエネルギーを宿しているものが存在する。バトル中は下画面の右上にいくつか表示されているミスティッカーから使いたいものを選択し、右腕か左腕に貼り付けて使用することになる。“どのミスティッカーを画面に表示させるように準備しておくか？”が重要になる本作のバトルシステムは、カードゲーム風の戦略性を取り入れているといえるだろう。

MYSTICKERを操るBlazerたち

●シロウ（主人公）

街中で野良ブレイザーに襲われたシロウは、自らもブレイザーとしての力に覚醒する。それがきっかけとなり、命を賭けた戦いの世界へ誘われることになる。小さいころ、幼なじみのタマキと交わした「ずっと守る」という約束を、いまも守り続けている男気のある少年。
固有MYSTICKER設定「神狩（テスタロッサ）」：炎につつまれた刀身での一振りは、神の命をも断つといわれる。

●タマキ（ヒロイン）

シロウの幼なじみで、いちばんの理解者。幼い頃からのシロウとタマキを知る人たちは、ふたりを“犬猫（シロタマ）コンビ”としてかわいがっている。劇中、ある出会いにより、大きな運命の流れに翻弄（ほんろう）されていくことに……。
固有MYSTICKER設定「花護（アフロディーテ）」：聖なる園より召喚した、蒼きバラの刃で敵を切り裂く。蒼き花びらは、ときに身を護る盾にもなる。

●クロキ

ブレイザーとして覚醒したシロウに特別なものを感じ、ガーディアンへと誘う謎の男。おちゃらけた雰囲気をかもし出すが、実は野良ブレイザーたちから恐れられる強さを持つ存在である。
固有MYSTICKER設定「魂狩（ネクロマンサー）」：漆黒の刃を持つ大剣は、肉体ではなく悪しき魂のみを切り裂くといわれている。

Blazer Drive（ブレイザードライブ）
発売日	今冬予定
価格（税込）	未定
対応機種	ニンテンドーDS
ジャンル	MYSTICKERバトルRPG
CERO	未定
発売元	セガ

(C)岸本聖史／SEGA／講談社