FPSの対戦プレイを堪能してみたい人にオススメのスタンダードタイトル「アンリアル トーナメント 3」レビュー(2/3 ページ)

» 2008年09月25日 14時41分 公開
[松井悠,ITmedia]

濃ゆいキャラクター、ハイスピードな展開、イカしたウェポンデザイン、これがアンリアルワールドだ

 アンリアル トーナメントは、先述の通り「スポーツ系」のFPSに分類される。近年人気の高まりを魅せている「レインボーシックス ベガス」シリーズや、「コールオブディーティー」シリーズといったミリタリータイプのFPSに比べ、武器の攻撃パターン、キャラクターの移動スピード、SFテイストほとばしる搭乗兵器の存在により実現したアクション性の高いゲーム展開がその魅力。また、アンリアル トーナメントは、独特のデザインセンスが特徴的で、アメコミの中から飛び出してきたようなキャラクターデザインにはやや好みが別れるところだが、Xbox 360の人気タイトル「Gears of War」の世界観が好きな人はスムーズに受け入れられるだろう。

 ゲーム操作は左のアナログスティックでキャラクターの操作、右のアナログスティックで視点の操作を行い、左右のトリガーボタン(PS3は、L1、L2、Xbox 360はLトリガー、Rトリガー)で攻撃。ボタンでジャンプと、いわゆる一般的なFPSとほぼ変わらないが、二段ジャンプ(ジャンプボタン2回)と三角飛び(ジャンプ時に壁に近づき反対方向に移動しつつ再度ジャンプボタン)の存在で、相手との交戦中も移動を続けつつ敵を狙うことが重要になる。

 アンリアル トーナメントでは、キャラクターの移動速度がかなり速い上に、ゲーム中に“立ち止まる”シチュエーションがほとんど無い。また、敵にやられてしまっても、即座に復活できるため、ゲーム全体のテンポは非常にスピーディー。相手も自分も上下左右にジャンプして攻撃をすることが多くなるので、3D酔いをしやすい人は画面を明るくする、画面を注視しすぎないなどの注意が必要だろう。

 また、アンリアルの特徴としてオリジナリティ溢れる武器の数々の存在があげられる。武器はステージ内の武器出現ポイントや、ウェポンラックに設置されており、それらを拾うことによって武器は使用可能になり、多くの武器に「プライマリ攻撃」と「セカンダリ攻撃」が存在する。

 例えば、「ショックガン」はプライマリ攻撃では細いフォトンビームを、セカンダリ攻撃は球状のプラズマエネルギーを射出する。ゆるやかに移動するセカンダリ攻撃をプライマリ攻撃で打ち抜くことで大爆発をおこし、通常の攻撃よりも広範囲にダメージを与えられる。この他にも、無線誘導で着弾地点を操作できる原子力兵器「リディーマー」、壁や床で跳弾するショットガンタイプの「フラックキャノン」など、ひと癖もふた癖もある武器ばかりだが、いずれも使いこなすことができれば強力。逆に言うと、それぞれの武器の特性をしっかりと把握しなければまともにプレイすることもままならないだろう。

 この他に、特定のルールやマップでは、高速移動が可能になる代わりに攻撃ができず、敵から攻撃を受けるとダウンしてしまう「ホバーボード」や、発射した弾の位置にテレポートする「トランスロケーター」などのサブウェポンも使用可能になる。

 さらに、本作の魅力として挙げられるのが豊富な乗り物の存在。一人乗りの小型移動車両から、戦車、さらには5人乗りの超巨大移動砲台までさまざまなビークルが用意されている。これらをどのようにして使用するかがオンラインモードではカギになる。

「ロケットランチャー」のセカンダリウェポンはタメ撃ちで最大3発まで同時に発射できる
壁や床の兆弾を利用して、死角の敵にも攻撃可能なフラックキャノン
「スティンガーミニガン」は一発の弾の威力は高くはないが、連射性能はトップクラス

対ビークル用の兵器「ロングボウ・アブリル」、ズーム機能、ビークルに対してはロックオン機能も搭載されているので遠距離から狙っていきたい
「ホバーボード」に乗っている最中は味方が運転する乗り物に捕まっての移動も可能
移動スピードも速く、ジャンプも出来る「マンタ」は戦闘だけでなく索敵行動にも向いている

飛行タイプのビークル「ラプター」、耐久力はあまり高くないので地上からの射撃を視野に入れた上で攻撃したい
高速移動できる「スカヴェンジャー」の突進攻撃中は、急な方向転換をすることはできない

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2405/08/news009.jpg スーパーで買ったリンゴの種に“粉”を振りかけ育てると…… まさかの結果に「どうして!?」「すごーい!」「やってみます」
  2. /nl/articles/2405/07/news109.jpg 「ロッチ」中岡、顔にたっぷり肉を蓄えた激変ショットに驚きの声 「これ…ヤバいって」「すごい変身っぷり」
  3. /nl/articles/2405/03/news025.jpg 「今までなんで使わなかったのか」 ワークマンの「アルミ帽子」が暑さ対策に最強だった 「めっちゃ涼しー」
  4. /nl/articles/2405/08/news006.jpg 娘が抱える小型犬の目を疑うデカさに「サモエドかと思った…」「固定資産税かかりそう」 意外な正体がSNSで話題
  5. /nl/articles/2208/06/news075.jpg 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. /nl/articles/2405/08/news014.jpg 1歳弟の歩行練習に付き合う柴犬、アンパンマンカーに乗って…… 「待ってましたー!!」「もうプロ級ですね」“師匠”なたたずまいに爆笑の620万再生
  7. /nl/articles/2403/13/news017.jpg 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」
  8. /nl/articles/2405/07/news153.jpg 注意書きや警告に添えると……? 天才的発想の“一発逆転キーホルダー”が10万いいねの大反響 「やめーやww」「好きすぎる」
  9. /nl/articles/2405/08/news018.jpg 2歳兄、4カ月の妹の周りをおもちゃで埋め尽くしたあと…… 妹をとことん楽しませる行動に「優しいおにいちゃん」「癒されてほっこり」
  10. /nl/articles/2405/08/news107.jpg 「悲しくなった」「リスペクトがない」「嫌悪感」――楽器や画材を潰すiPadの紹介映像が物議
先週の総合アクセスTOP10
先月の総合アクセスTOP10
  1. 庭に植えて大後悔した“悪魔の木”を自称ポンコツ主婦が伐採したら…… 恐怖のラストに「ゾッとした」「驚愕すぎて笑っちゃいましたw」
  2. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  3. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  4. 「歩行も困難…言動もままならず」黒沢年雄、妻・街田リーヌの病状明かす 介護施設入所も「急激に壊れていく…」
  5. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 釣りに行こうとしたら、海岸に子猫が打ち上げられていて…… 保護後、予想だにしない展開に「神様降臨」「涙が止まりません」
  8. 身長174センチの女性アイドルに「ここは女性専用車両です!!!」 電車内で突如怒られ「声か、、、」と嘆き 「理不尽すぎる」と反響の声
  9. 築152年の古民家にある、ジャングル化した水路を掃除したら…… 現れた驚きの光景に「腰が抜けました」「ビックリ!」「先代の方々が」
  10. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評