善人になりたいーの!――クロシーノ冒険記(その3)「大規模バトルに初参戦!」:「CroXino -クロシーノ-」(1/2 ページ)
「善人になりたい!」と、運命選択オンラインRPG「Croxino(クロシーノ)」の世界に飛び込んだゲームライター・瓦屋文太。今回は初のギルドバトルに参戦! ちっとも善人らしいことができていないというのが悩みの種だったのだが「ギルドバトルで悪を倒せば善に貢献できる!」と鼻息が荒い。ギルドバトルの結果やいかに!?
戦いの準備は万全?
ジークレストが運営する「Croxino(クロシーノ)」は、プレイヤーがキャラクターの善悪を決めることができ、多人数による大規模なギルドバトルを楽しめる“運命選択オンラインRPG”。当連載は、ゲームライターの瓦屋文太ことkawarayaが「どこまで善の人間になれるのか」をテーマに「クロシーノ」の世界をリポートしていく。
前回の記事でお伝えしたとおり、今回スポットをあてるのは「クロシーノ」の大きな魅力のひとつである「ギルドバトル」。ギルドバトルとは、悪の勢力に属するギルドと善の勢力に属するギルドの戦いだ。ギルドタウンの支配権を持つギルド(防衛側)に対し、事前に他のギルドが参加費用を支払って宣戦布告し、多数のギルドから申し入れがあった場合は参加費用を多く支払ったギルドが攻城権を得ることになる。
前回の記事では、申し入れをした段階で、まだ攻城権を得られるかは分からなかったのだが、実は筆者の所属ギルドでは参加することができなかったのだ。「なんだ結局、見学するだけかい?」と思った方、ちょっと待たれい。所属するギルドでは参加できなかったが、ギルドリーダーの知り合いのギルドが攻城権を獲得したということで、なんと筆者も参加させてもらえることになったのだ! 攻城権が別のギルドが獲得したと聞いたときは、「さぁ記事でどう謝ろう」とヘコんでいたので、いやもうホントに感謝感激です。
当時の筆者のレベルはというと20になったばかりで、30以上のプレイヤーがゴロゴロいるギルドバトルでは低レベルだ。援軍という形での参戦なので、足を引っ張ってはなるまいと、ギルドバトルが開催される日曜の夕方までにできるだけレベルを上げをすることに。たまっていたクエストをこなして、もりもりっと経験値をゲット。
なんとか決戦前日の夜にはレベル25まであげることができました! 欲を言えば30まで上げたかったのだが、残念なことに残された時間ではそこまで上げることはできなかった。だが、回復ポーションを大量に買い込み、瞬殺されなければ耐えられるハズ! と自分なりに準備は万全、あとは戦いを待つのみという気構えだった。ところが、ギルドメンバーから「装備は大丈夫?」との声がかかる。
「あ……」
レベル上げにばかり気をとられて、すっかり装備のことを忘れていた。自分の装備を見てみると、レベル16〜17制限の装備がほとんど。まったく万全はありませんでした。レベル25なら、レベル21〜22制限を飛び越えてレベル24〜25制限が着られるのだ。これはまずい、ということで、大慌てで装備を集めに行くことに。ところが、筆者の職業であるナイトのレベル24〜25制限装備はモンスターからのドロップでしか手に入れることができないので、なかなか入手するのが難しい。レベル上げのときに倒していたらよかったのに、といまさらながらに後悔した。
なんとかレベル25から装備できるクロストラウザ(下半身装備)をゲットしたが、上半身装備のクロスプレートがなかなか手に入らない。数十匹倒しても出ることはなく、結局タイムアウト。仕方なく、残りの装備はNPC店売りとプレイヤーの露店で売っているもので装備を整えた。完全な準備ができなかったので、多少の不安を抱えながら、集合場所に出発した。
さぁ戦いの時間です
ギルドバトルは「ポウロス地方」のギルドタウンで行われる。ギルドバトルの受付NPCがポウロス地方に入ってから道なりに少し進んだところにある橋の手前にいるので、そこで集合となった。しかし、その前にやっておかなければいけないことがある。ギルドバトルでは戦闘不能になる確率が極めて高いので、ポウロス地方にある復活ポイントで設定をしておかないと開戦直後にはるか遠い場所で復活してしまうという事態になってしまうのだ。ギルドバトル経験者の先輩方に引率してもらい、復活ポイントへと向かうことに。道中、アクティブモンスターのゴグ呪術師が次々と襲い掛かってくるが、抜群の火力を誇るハンターのみなさんが一撃で敵を葬り去り楽々と到着。
このゴグ呪術師は、レベル25ナイトの筆者では、1体ぐらいなら問題なく倒せるが、複数の敵に囲まれると大ピンチ。ところせましとゴグ呪術師がうろついているこのエリアは、1人で歩き回るのはかなり怖い。心強い仲間が一緒でよかったとしみじみと思った。復活ポイントの設定が済んだらギルドバトル受付NPCのところに戻って開戦のときを待つ。続々と集結するギルドメンバーたち。レベル30以上の高レベルプレイヤーが多数おり、頼もしい顔ぶれに「これなら勝てそう!」と士気もグングンあがっていく。そして、ギルドバトル開始のアナウンスが流れたあとに受付NPCに話しかけ、いよいよギルドバトルが始まりだ。
ギルドバトルの流れと勝利条件は次のとおりだ。
- ギルドバトルの制限時間は2時間
- 制限時間内に城の最深部にある“風の水晶”を破壊すれば攻撃側の勝利、守り抜けば防衛側の勝利
- 風の水晶を攻撃するには、外門、内門、保護の水晶、結界の水晶を破壊しなければいけない
- 結界の水晶が壊れるまで飛行装置は使えない
相手は同盟ギルドの人数を含めておよそ20人ほど。対してこちらは同盟ギルドはいないが15人(ギルドバトルは最大で100人対100人が可能だが、今回はキャップがかかっていたため少なめの人数となった)。人数的には分が悪い。しかもこちらはkawarayaというお荷物を抱えているのだ。しかし、戦争は戦ってみなければ分からない。自分のやるべきうことを遂行するのみである。筆者は戦いの直前に攻城ギルドのリーダーから直々に任務を与えられていた。それは「kawarayaさんは1人で敵をかく乱してね。好き勝手やっていいからw」というものだ。これは極めて重要な任務だ。腕が鳴るぜ。……お荷物の世話してらんないってことではナイデスヨ? ……きっと。
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