たぶんシンクロ率15%くらい――脳波だけで「スーパーマリオ」をプレイしている動画が話題に日々是遊戯

未来チックな入力デバイスナンバーワンと言えば、やっぱり脳波マウス。そんな脳波マウスで「スーパーマリオ」を遊んだら、一体どうなってしまうのでしょうか。

» 2009年09月09日 16時56分 公開
[池谷勇人,ITmedia]

けっこう普通に遊べていてビックリ

 「ブレインマウス」というデバイスをご存知でしょうか。またの名を「脳波マウス」とも呼ばれており、その名のとおり装着者の脳波を読み取ってPC、ゲームなどを操作できるというものです。

 そんな「脳波マウス」を使ってゲームをプレイしたら、一体どうなるのでしょうか? YouTubeで現在話題となっているこちらの動画では、OCZ Technologyというメーカーから実際に発売されている「OCZ nia - Neural Inpulse Actuator」という脳波マウスを使い、「スーパーマリオブラザーズ」の1-1クリアにチャレンジしています。


 動画を見るかぎり、ダッシュや歩き、ジャンプといった基本操作はまったく問題なくできているみたいですね。ただ、ええと、なんでしょうか、この、見ていてすごく「がんばれ! がんばれ!」と応援したくなってしまうハラハラ感は……。

 例えるなら、はじめてコントローラを握った子供のプレイを見守っているような感じ? エヴァで言うなら、たぶんシンクロ率15%くらい。とにかく迫り来るクリボーの威圧感と、ぱっかり口を開けた奈落への恐怖感がものすごい。はじめてエヴァに乗ったシンジ君も、もしかしたらこんな気持ちだったのかもしれません。無事にゴールまでたどり着けた時には、言いようのない安堵感で胸がいっぱいになりました。

 今回は題材が「スーパーマリオ」ということもあって、かなりドキドキ感溢れるプレイとなりましたが、YouTubeでほかの動画を検索してみたところ、FPSなどのジャンルとはもっと相性がいいみたいですね。また完全な「手ぶらプレイ」ができるので、案外テキストアドベンチャーなどのジャンルでも威力を発揮してくれそうな気がします。

 まだまだデバイス自体が高価なため、ゲーミングデバイスとしての普及はだいぶ先になりそうですが、技術としては非常に面白いものだと思います。興味がある方はぜひ購入して、試してみてはいかがでしょうか。ちなみに以前ご紹介した「驚くべきテクニックで「スーパーマリオ」をクリアしていく人工知能」の動画と見比べてみると、あまりのギャップに唖然としてしまうかも……。

パッと見には普通のプレイですが……
穴をひとつ飛び越えるのもヒヤヒヤです
なんとか無事に1-1はクリア。感動した!

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