「God of War III」はいかに作られたのか――キーマンたちへのインタビュー:SCE America Santa Monica Studioリポート(1/4 ページ)
3月25日に発売されたPS3「God of War III」の開発スタジオにお邪魔して、開発者たちに聞いてみた。
いよいよ日本でも発売となった「God of War III」。そのお披露目でもあった2月24日の「God of War 3 Global Media Day」についてはすでにリポートしたが、その翌日に日本メディア関係者向けに、God of War制作が行われているSCE America Santa Monica Studioのガイドツアーも行われた。スタジオ見学だけでなく、ゲーム開発のキーマンへのインタビューも行われたツアーの詳細について、今回はリポートする。
サンタモニタ市街から車で10分ほど走り、閑静な住宅街を過ぎるとSCE America Santa Monica Studioの建物が現れた。外環は煉瓦造りのクラッシックな建物なのだが、当然ながら中は近代的なインテリジェントビルに改装されている。このスタジオには、現在はGod of Warの開発チームと、海外作品のアメリカ向けローカライズを担当するセクションなどが入居していて、総勢で150人とのこと。各メンバーのパーソナルスペースはそれぞれ4畳半ぐらいあり、PCを何台も置けそうな大きな机と高性能なPCが用意されている。
どのスタジオでどのタイトルが制作されるかは、プロジェクトの規模その他に応じてフレシキブルに変えているものの、God of Warシリーズについては第1作から引き続きSanta Monica Studioで作り続けられている。つまり、God of War誕生の地でもあるのだ。
今回のツアーは、「God of War III」に制作に関わったさまざまな部門の中から、6部門の責任者をデスクまで訪ねてインタビューする、という形で進んでいった。以下はそのインタビューの模様である。
Patrick Murphy氏 Lead Character Artist
Patrick Murphy氏は、主人公のクレイトスを始めとするキャラクターデザインを統括している。この部門で作られたキャラクターを元に、アニメーションやゲームの動きなどが作り出されていく。
Patrick Murphy氏 一番好きなキャラクターはもちろんクレイトスです。PS2版(注:「God of War」、「〜2」のこと)のクレイトスは長くプレイされているため、それをPS3版で作ることは大きな挑戦で、PS2版を何度もプレイして“クレイトスらしさとは何か”を研究しました。クレイトスの特徴はまずプロポーションで、頭が小さく腕や足が長く、頭もヘルメットのような形をしていて、表情は常に怒っている……実際にはあり得ないわけですが、わざとそのようにしています。
タトゥーもそうですが、遠くから見てもクレイトスだと分かるようにするために、かなり時間をかけました。PS2版でクレイトスに使用したポリゴン数は2000でしたがPS3版では23000に増えクローズアップシーン等もあるので、よりリアリスティックに描くことができました。また、以前は一部のキャラクターについてムービー作成を外注していたのですが、今回はすべてのキャラクターデザインをこのスタジオで作りました。一部キャラクターデザインが変わっているのはそのためです。
Todd Papy氏 Lead Game Designer
彼が担当するのは、キャラクターのモデリングだ。キャラクターデザイナーが起こしたデザインを元に、キャラクターのリアルタイムな動きを作り出していく。
Todd Papy氏 最初は(キャラクターデザインが)Tポーズで届くので、そこに動きを付けたあとに、衝突判定の座標やアニメーションの動きのトリガーとなるポイントなどを付け加えていきます。(山を登るシーンを説明しながら)背景は数値計算でスクロールしていくので、アニメーションが止まったときに、それとマッチするように肩などの位置を調整していきます。
3Dグラフィックスの作成にはMayaとZBrushを使用していて、ZBrushは通常のマッピング用に、MayaはUVマッピング用と使い分けています。God of War 3で初めてこの役職についたのですが、前作の3倍の大きさでタイタンのプロトタイプを作ってみたところサイズが合わず、結局サイズを6倍にしたり、といった苦労がありました。
ちなみに、タイタンの身長は500メートルでクレイトスは2メートルです。またデザインの細かい部分については、アニメーターと常に調整しながら作業をしています。他のチームとの連係にはかなり時間を割いていて、「God of War III」のプロジェクトがスタートした際には2〜3週間集中してミーティングを行ったほか、開発中は1週間に2回、ディレクターのStigと(後述する)コンバットデザイナー、アニメーターなどを交えてミーティングを繰り返しました。(そうした意味で)デザインはデザイナーだけでなく、多くの人たちとの共同作業でした。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
-
「ゆるキャン△」のイメージビジュアルそのまま? 工事の看板イラストが登場キャラにしか見えない 工事担当者「狙いました」
-
もう別人じゃん! miwa、大胆イメチェンで面影ゼロに「まさかのこんな色になってるとは」「だれー!?」
-
「ぶち抜きたいです」 辻希美、懇願拒否された13歳長男が“荒くれ反抗”……息子の室内破壊に嫌悪あらわ「言葉が出ない」
-
異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
-
「キュウリが冷凍できるとは76年も生きて来て知らんかったなあ」 野菜ソムリエプロが教える冷凍&活用アイデアが328万再生
-
「虎に翼」、壮絶過去演じた16歳俳優に注目の声「違国日記の子か!」 「ブラッシュアップライフ」にも出演
-
築36年物件の暗くてボロいトイレをリメイク→ぐーんと垢抜け! 驚きのビフォアフに「すごいですね!」「天才」の声
-
【今日の計算】「13+8×2−11」を計算せよ
-
辻希美&杉浦太陽、15歳迎えた長女のレアな“顔出しショット”でお祝い 最近は「恋バナ」で盛り上がることも
- 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
- 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
- 安達祐実、成人した娘とのレアな2ショット披露 「ママには見えない!」「とても似ててびっくり」と驚きの声
- 兄が10歳下の妹に無償の愛を注ぎ続けて2年後…… ママも驚きの光景に「尊すぎてコメントが浮かばねぇ」「最高のにいに」
- “これが普通だと思っていた柴犬のお風呂の入れ方が特殊すぎた” 予想外の体勢に「今まで観てきた入浴法で1番かわいい」
- 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
- 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評
- お花見でも大活躍する「2杯のドリンクを片手で持つ方法」 目からウロコの裏技に「えぇーーすごーーい」「やってみます!」
- 弟から出産祝いをもらったら…… 爆笑の悲劇に「めっちゃおもろ可愛いんだけどw」「笑いこらえるの無理でした」
- 3カ月の赤ちゃん、パパに“しーっ”とされた反応が「可愛いぁぁぁぁ」と200万再生 無邪気なお返事としぐさから幸せがあふれ出す
- フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
- 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
- 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
- フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
- スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
- 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
- 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
- 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
- がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
- 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」