ロケット砲の撃ち合いがカオスすぎました――「ライオットアクト 2」先行体験会リポート(1/2 ページ)
7月8日に発売予定のXbox 360用アクション「ライオットアクト 2」。そのプレス向け先行体験会が開催されたので、我々も会場で暴れてまいりました。
パシフィック シティが再びヤバい! エージェント、出番です!
マイクロソフトは6月1日、都内オフィスで「ライオットアクト 2」マルチプレイ メディア先行体験会を開催した。イベント名から分かるように、プレスが集まって「ライオットアクト 2」のマルチプレイをワイワイ遊んでしまおう、という内容だ。
前作「ライオットアクト」は、2007に発売されたXbox 360用専用タイトル。プレイヤーは、DNA改造をうけた超人“エージェント”となり、舞台“パシフィック シティ”の治安を守るために戦う。エージェントの身体能力は高く、高層ビルをジャンプで登ったり、素手でクルマを持ち上げるといったド派手なアクションが魅力。また当時としては珍しくオンラインでの協力プレイに対応しており、ユーザーの間で盛り上がったことも特筆したい。
まず行われたのはシングルプレイの体験プレイ。ここでチュートリアルおよび序盤のミッションをプレイして本作の操作に慣れてから、マルチプレイを楽しんでもらおうという流れだ。
「ライオットアクト 2」の舞台は、前作より10年後のパシフィック シティ。エージェントの活躍によって平和になったパシフィック シティだったが、街に正体不明のウイルスが蔓延し、市民は“フリーク”と呼ばれるミュータントに次々と変貌していった。この事件にうまく対処できなかったエージェントたちに市民は不安を広げ、さらにテロリスト集団“セル”との対立も激化。かくして再び混乱の地となったパシフィック シティを救うべく、エージェントとして辣腕をふるうのだ。
筆者がプレイしてまず感じたのは、正当進化であること。操作形態はほぼ変わっておらず、前作のプレイ感覚そのままに遊べたため、すぐにゲームになれることができた。操作自体も特に難しいところはないため、アクションゲームファンならばすぐに楽しめるだろう。
積み重なったコンテナをジャンプで登り、上にあるアイテムを取ってそのまま飛び降りつつ、下にいる敵を撃って倒す。そんなド派手なアクションが手軽に楽しめるのは本シリーズならではの魅力といえる。もちろん映像もパワーアップしており、より爽快感が増している。
筆者が気に入ったポイントは、前作でもあった敵をロックオンできるシステムだ。「GTA」や「セインツ ロウ」など、一般的なこの手のTPSでは自分で照準を合わせる必要があるが、本作ではLトリガーを引くだけで照準近くの敵をロックオン可能。そのままRトリガーで正確な射撃が行える、という仕組みだ。このため、ジャンプしたり走りながら敵を撃つというアクションが簡単にできる。
マルチプレイはさらにハチャメチャ度がアップ!?
ゲームシステムに慣れてきたあたりで、マルチプレイへと移行。本作では最大16人でのオンライン対戦が楽しめる。ルールはデスマッチ、チームデスマッチ、ロケットタグの3種類。本体験会では、16人対戦でこれらのルールを順番にプレイした。
デスマッチは、参加者が全員敵のバトルロイヤル。敵を倒したときにポイントが入り、制限時間内にもっともポイントを稼いだ人が勝者となる。また、制限時間内であっても、規定のポイントに達した人がいればゲーム終了となる。
プレイして思ったのは、とにかく遊びやすいということ。シングルプレイでも述べた“Lトリガーによるロックオンシステム”はマルチプレイでも有効なため、敵を非常に狙いやすい。一般的なFPSやTPSにおける対戦の場合、初心者はどうしても照準で狙うことに集中しがちで、位置取りやら武器を使い分ける戦略を楽しめるまでに時間がかかってしまう。だが本作では、この“狙う”アクションにストレスを感じることなく、爽快な撃ち合いが楽しめるのだ。
加えて、倒す武器によってゲットできるポイントが変化することも特筆したい。本作ではマップ上にロケット砲をはじめとする多彩な武器が置かれているのだが、どうやら強力な武器ほど、倒したときに入るポイントが少なくなるようだ。実際に筆者がロケット砲で倒しても5ポイントしかゲットできず、初期装備のショットガンで倒したときは30ポイント近くゲットできた。この手のゲームでよくある、強力な武器を入手した人が圧倒的に有利になり、そのままゲーム終了……という虐殺試合は少なくなりそう。
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