積み木? それともゲーム機? 北米でちょっと変わったゲーム機が登場日々是遊戯

キューブ型のボディに液晶ディスプレイを搭載した、積み木のようなゲーム機が北米で発売されました。これは楽しそう!

» 2011年01月11日 21時04分 公開
[池谷勇人,ITmedia]

積み木の手触りをゲームに

 わずか35グラムのキューブ型ボディに、1.5インチ、128ドット×128ドットのフルカラーディスプレイ。一瞬「Appleの新製品?」と思いましたが、こう見えてもコレ、れっきとしたゲーム機なんだそうです。

 商品名は「Sifteo(シフティオ)」。正式発売はもう少し先になりますが、先日「先行販売プログラム」ということで公式サイトで予約を受け付けたところ、わずか1日で完売となってしまったのだとか。

 個々のキューブにはモーションセンサおよび接近感知センサーが搭載されており、キューブを傾けたり、キューブ同士を並べたり、積んだりすることで様々なゲームが遊べるのだそう。ゲームソフトはワイヤレス通信でPCから送信する仕組みで、今後オープン予定の「Sifteo app stor」から新しいゲームをダウンロードすることも可能になるとのことです。なるほど、確かにこれはゲーム機ですね……。

 実際に遊んでいる様子は以下の動画からどうぞ。キューブを並べると画面上のキャラクターが手をつないだり、キューブに書かれたアルファベットをつなげて英単語を作ったりと、Sifteoならではのユニークなプレイ映像は必見。キューブを手であれこれ触っている様子は、ゲームというより積み木遊びの発展型といった方が近いかもしれません。


 開発したのは、マサチューセッツ工科大学のDavid Merrill氏とJeevan Kalanithi氏。マージャンやドミノのような卓上ゲームの感触を、コンピュータゲームと組み合わせたら――という発想から「Sifteo」は生まれたのだそうです。

 現在、公式サイトで紹介されているゲームは「Chroma Shuffle」(パズルゲーム)、「Booker the Penguin」(迷路ゲーム)など6種類。公式サイトではゲームを開発してくれるサードパーティの募集も行っており、今後ラインアップについてはさらに強化されていくものと思われます。

 実際の商品には、専用キューブ3個のほか充電ドック、ACアダプタ、PCと接続するための無線リンクキット、1000ポイント分の「Sifteo app stor」専用電子マネーなどが同梱される予定。正式な発売は2011年秋、価格は150ドルを予定しているそうです。なお残念ながら、日本での展開については今のところ未定。



キューブのサイズは4.3センチ×4.3センチ×1.9センチ。大きさ的には、Wiiリモコンを薄く輪切りにした感じ――といったら伝わるでしょうか

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