ゲームコントローラ向けフリック入力システム「Circboard」が面白い日々是遊戯

ゲームパッドが昔から苦手な「文字入力」。これをスパッと解決してくれそうな、ちょっとユニークな文字入力システムがYouTubeで公開されています。

» 2011年02月09日 20時29分 公開
[池谷勇人,ITmedia]

これならテキストチャットも苦にならない?

 現在、ゲームパッドで文字入力を行う場合、画面にバーチャルキーボードを表示させて文字を選択するタイプが一般的。一応、PSPやPS3では日本人に合わせてケータイ入力っぽい配置になっていたりもしますが、それでも長い文章を打つにはちょっとしんどいですよね。

「Circboard」の仕組み。「スティックを倒す→ボタンを押す」という、たった2工程で文字入力が可能

 そんな中、Xbox 360のコントローラを使った、ちょっと新しい文字入力インタフェースのデモ映像がYouTubeで公開されています。名前は「Circboard」というそうで、文字どおりアナログスティックの各方向に、アルファベットをサークル状に割り当ててあるのが特徴。たぶん文字で説明するよりも動画を見てもらった方がたぶん早いですね。


 この方法では、主にアナログスティックとABXYボタンを使って文字を入力。スティックの各方向にはそれぞれ4つずつ文字が割り当ててあり、スティックを倒しながらABXYのどれかを押すことで文字を確定させる仕組みです。例えば「A」なら、上+Yボタン、「Z」なら左+Xボタンといった具合。ボタンの位置さえ覚えてしまえば、バーチャルキーボード上で一生懸命カーソルを動かさなくても、これならたった2工程(スティックを倒す→ボタンを押す)でどんな文字も入力できてしまうというわけです。なお、そのほかのボタンにはバックスペースやCapsLockキーなどが割り当てられているとのこと。

実際に文字を入力しているところ。iPhoneのフリック入力のように、慣れればかなりのスピードで文字入力ができそうです

 残念ながら8方向×4ボタンでは日本語の50音にはちょっと足りないものの、ローマ字入力なら日本語にも応用がききそう。配置を覚えるまではちょっと大変そうですが、これが標準になればパッドでの文字入力も少しは楽になるかもしれません。

 なお個人的には、コントローラを使った文字入力システムなら「どうぶつの森」(N64)が最強ではないかと思っています。あれは慣れればかなりのスピードで文字入力ができたんですが、後に発売された「おいでよ どうぶつの森」や「街へいこうよ どうぶつの森」では、タッチ操作やリモコン操作に取って代わられてしまい、定着しなかったのがちょっと残念でした。



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