「スターソルジャー」映画ロケ地巡りゲイムマンの「レトロゲームが大好きだ」(3/3 ページ)

» 2006年01月25日 14時24分 公開
[ゲイムマン,ITmedia]
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80年代を代表するトレンド

画像 ドクロのような敵キャラ、トルード。この堅いキャラを何体倒せるかが、得点に影響する

 歌人・笹公人氏の短歌に、こういうものがある。

「一秒に16回もベルが鳴り高橋名人来訪を知る」(KKベストセラーズ「念力姫」に収録)

 かつて流行したものや話題になった人をお題にした、「スーパー・ジェネレーション」の中の一首だが、ユリ・ゲラーやピンクレディーやルービックキューブと並んで、高橋名人は間違いなく、時代を語るのに欠かせないトレンドだった。

 笹氏は、「念力家族」(インフォバーン)や「念力図鑑」(幻冬舎)、「念力姫」(KKベストセラーズ)などの歌集を出し、STV(日本テレビ系)「爆笑問題のススメ」の中で、眞鍋かをりさんとともに「かわいいシモネタンカ」というコーナーを担当するなど、テレビ・ラジオにも数多く出演。今注目されている歌人である。

 昨年、NHKの生放送に、レイザーラモンHGさんのコスプレで出演し、ZAKZAKで取り上げられたこともある。

 また笹氏は、“宇宙ヤング”というユニットを結成し、音楽活動も行なっているのだが、その一環として、「高橋名人のBugってナイト」というイベントを手がけている。

 高橋名人をメインに、ファミコンにゆかりのあるさまざまなアーティストを招き、ライブを行なっているのだ。

 このイベントは毎回盛況。高橋名人のネームバリューが、今なお健在であることを示している。

時代が再び高橋名人を求めている

 高橋名人人気の健在ぶりを示すできごとがもうひとつ。昨年、名人のベストアルバム「高橋名人ソングコレクション〜16連射 20TH ANNIVERSARY〜」が、サイトロンから発売されたのだ。

 映画「RUNNING BOY」の主題歌「RUNNER」や、Bugってハニーの主題歌「Bugってハニー」、「はっちゃき先生の東京ゲーム」の主題歌「友だちよ」、“高橋名人の妹コンテスト”で優勝した、はるな友香さんとのデュエット曲「愛はメリーゴーランド」。

 さらに、宇宙ヤングが作って、高橋名人と笹氏が一緒に歌う「ハートに16連射」も収録されている。まさにファミコン時代から現代まで、高橋名人の音楽活動の集大成なのだ。

 余談だがはるな友香さんは、「うちやえゆか」名義で現在も歌手活動を行なっていて、アート引越センターのCMソングや、「ふたりはプリキュア」の挿入歌などを歌っている。2月5日から始まる新シリーズの「ふたりはプリキュア Splash Star」では、主題歌「まかせて★スプラッシュ☆スター★」を歌うらしい。

 ファミコンがブームだった頃、高橋名人は、ゲーム業界を代表してメッセージを発信できる存在でもあった。

 ちまたに巻き起こっていた“ファミコン悪影響論”に対して、一般誌などできっちりと見解を述べるとともに、ゲームばかりを長時間プレーするこどもたちに対しても、「ゲームは1日1時間」と警鐘を鳴らした。

 名人のように、業界の代表として言葉を発せられる人物が、今こそ必要ではないだろうか?

 さて、「GAME KING」で序盤のゼグの隠し場所も見たし、敵の倒しかたや、パワーアップカプセルを取るタイミングも見た。もう1回、「スターソルジャー」をプレーしてみよう。今度はいい線いけるんじゃないか?

画像

 結局2面でゲームオーバー。そりゃあ、名人のテクニックなんか再現できないって。このぶんでは、全16面クリアーはおろか、4面のビッグスターブレインに遭うのも難しそうだ。

 なお、「スターソルジャー」は先日、「ハドソンベストコレクションVol.5」収録ゲームの1本として、ゲームボーイアドバンス(ゲームボーイミクロ)に移植された。

 過去にも「ファミコンミニ」の1本として同機種に移植されているが、「ハドソンベストコレクションVol.5」では、オート連射機能がついている。

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(C)HUDSON


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