レビュー
2006年03月22日 14時49分 更新

「テイルズ オブ エターニア オンライン」レビュー:

MMOだからと敬遠するのはもったいない。「テイルズ オブ」好きなら、まずはプレイするべし (1/4)

コンシューマで人気の「テイルズ オブ」シリーズがオンラインゲームになって登場。コンシューマ版を知っていればもちろん、知らなくても十分に楽しめる。操作がシンプルなので、MMORPGは初めてという人でも問題なく遊ぶことができる作品だ。

根強い人気を持つ「テイルズ オブ」シリーズ

 テイルズ オブシリーズは1995年12月にスーパーファミコンで発売された「テイルズ オブ ファンタジア」から続く、ナムコのRPGシリーズだ。下表を見てもらえばわかるように、根強い人気に支えられて、20本近いタイトルが発売されている。このほかにも、小説やアニメ、コミックにも進出しており、その人気の高さがうかがえる。

発売日 発売機種 タイトル
1995年12月 スーパーファミコン テイルズ オブ ファンタジア
1997年12月 プレイステーション テイルズ オブ デスティニー
1998年12月 プレイステーション テイルズ オブ ファンタジア
2000年11月 ゲームボーイ テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョン
2000年11月 プレイステーション テイルズ オブ エターニア
2002年1月 プレイステーション テイルズ オブ ファンダム Vol.1
2002年11月 ゲームボーイアドバンス テイルズ オブ ザ ワールド なりきりダンジョン2
2002年11月 プレイステーション2 テイルズ オブ デスティニー2
2003年3月 ゲームボーイアドバンス テイルズ オブ ザ ワールド サモナーズ リネージ
2003年8月 ゲームボーイアドバンス テイルズ オブ ファンタジア
2003年8月 ゲームキューブ テイルズ オブ シンフォニア
2004年9月 プレイステーション2 テイルズ オブ シンフォニア
2004年12月 プレイステーション2 テイルズ オブ リバース
2005年1月 ゲームボーイアドバンス テイルズ オブ ザ ワールド なりきりダンジョン3
2005年3月 プレイステーションポータブル テイルズ オブ エターニア
2005年8月 プレイステーション2 テイルズ オブ レジェンディア
2005年12月 プレイステーション2 テイルズ オブ ジ アビス
2006年6月(予定) ニンテンドーDS テイルズ オブ ザ テンペスト

原作であるコンシューマ版とのつながり

 「テイルズ オブ エターニア オンライン」(以下、TOEO)は、そのタイトルからもわかる通り、プレイステーション、およびプレイステーションポータブルで発売されたシリーズ3作目「テイルズ オブ エターニア」(以下、TOE)の世界を舞台にしている。TOEは数多く発表されているシリーズの中でも評価が高いもののひとつ。オンライン版をプレイするのにあたって、コンシューマ版をプレイしておく必要はないが、物語の背景を知っておくと、ゲームの楽しさが変わってくるので簡単に紹介しておこう。

 TOEは2つの世界がお互いに地表を平行に向かい合わせて共存するという、一風変わった舞台で物語が進行していく。主人公が最初にいる世界がインフェリア。そして、そのはるか上空にあるのがセレスティアと呼ばれる世界だ。

 インフェリアの辺境にある村ラシュアンに住む主人公リッドは、ある時、セレスティアから降りてきた少女メルディに出会ったことをきっかけに、幼なじみのファラを連れ、長く交流が途絶えていた2つの世界を巡る冒険に出ることとなる。

photo スペシャルDVD収録の「キールとメルディの研究室 特別編」では、シリーズではおなじみのスキット(キャラクター同士の会話において、各キャラクターがアイコン状で登場し、表情豊かなやりとりする仕様)形式で、TOEの物語が説明される。このほかオープニングムービーやアートギャラリーなどもおさめられている

 TOEOでは、このストーリーが少し進んだあたり、インフェリアを統一しているインフェリア王国がセレスティアに宣戦布告をしたところから始まる。ちょうど、激動の時代が幕を開けるところから、と考えると良いだろう。

 なお、パッケージ版に同梱されているスペシャルDVDでは、コンシューマ版のあらすじが登場人物たちの掛け合い形式で説明されている。プレミアアイテムを入手できるチケットと30日間無料でプレイできるパスポートもついているので、これらが気になる人は無料のダウンロード版よりも、パッケージ版を購入することをお勧めする(チケットとパスポートは2007年3月末まで有効)。

キャラクター作成では職業の選択が重要

 ここからはゲームの内容について紹介していこう。ゲームがスタートしたら、まず最初に行うのがキャラクターの作成になる。この時に最も重要なのが職業の選択だろう。あとで変更することができないため、慎重に選ぶ必要がある。ちなみに、3キャラクターまで作成可能なので、気になるものを少しづつ試してみるということも可能だ。

photo 戦士、剣士、格闘家はそれぞれのスタイルに応じた特技を、聖晶霊術士、魔晶霊術士はそれぞれ独自の晶霊術を身につけることができる。基本的にこれらはレベルが上がれば自動的に覚えていくが、覚えるのにアイテムが必要な場合もある

 選べる職業は「戦士」、「剣士」、「格闘家」、「聖晶霊術士」、「魔晶霊術士」の5種類。戦士は高い防御力で仲間を守るパーティの盾役。剣士は防御力が戦士におよばないものの、高い攻撃力が魅力の戦闘タイプ。格闘家は連続攻撃や気功による回復で攻守双方での活躍が期待できる。聖晶霊術士は回復や強化を行う支援役。魔晶霊術士は攻撃系の晶霊術(この世界における魔法)で敵をまとめて攻撃できるのが特徴だ。

 筆者が選んだのは格闘家。ログインする時間が不規則で、なかなかパーティを組めないだろうと考え、攻撃だけでなく回復もひとりでこなせる点に魅力を感じたからだ。もっとも、実際にゲームを進めてみると、この考えが間違っていたことがすぐに分かった。なぜなら、町中や狩り場などで、しょっちゅうパーティの募集のシャウト(広範囲に聞こえるチャット)があり、比較的どんな時間でもパーティを組むことができたからだ(それと格闘家は初期には回復能力を持っていなかった……)。

細かく設定できるキャラクターの個性

photo プレビュー画面を参考にしながら、キャラクターの顔を自分好みにデザインしていくことができる

 キャラクターを作成する際には、職業のほかに「性別」、「髪型」、「髪の色」、「輪郭」、「目の形」、「瞳の色」も選ぶことになる。自分で細かく設定できるだけに、個性が出しやすいのがうれしい。

 TOEOでは「フェイスチャット」という、いかにもオンラインならではの趣向が凝らされている。これはチャットウィンドウの上部に、それぞれのキャラクターの顔が表示され、さまざまな表情を見せながら会話をするシステムなのだが、ここで表示されるのが、最初に設定した顔グラフィックなのである。このチャットシステムは秀逸で、他人と話すことが非常に楽しく、町中で座り込んで、TOEOとはまったく関係ないゲームやマンガなどの他愛のない話などで長時間話すことも多い。言葉だけでやりとりをするほかのMMORPGと違い、ちょっと手間はかかるかもしれないが、表情を自由に変化させることができるため、より人と会話をしている気分が味わえるだろう。


photo スタート地点のひとつである木陰の村モルル。水辺に根を下ろす巨大な木の幹や枝を利用して作られた集落だ。枝や根の間にはしごを掛け、木々のすき間にぶらさがるような独特の家屋が特徴的

 職業、性別、外見などが決まったら、最後にスタートする場所を3つの都市から選ぶ。これで、キャラクターメイクは終了だ。どこからスタートしても差はほとんどないが、これらの都市は離れて存在するため、行き来するのは非常に大変。友人などと一緒にプレイする場合は、サーバーだけでなく出身地も同じ場所にしたほうが良いだろう。

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[原田一,ITmedia]

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