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2007年02月08日 00時00分 更新

ゲイムマンの「レトロゲームが大好きだ」:

「ペーパーボーイ」で新聞少年が1面トップに載った理由 (3/3)

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参考になるどころか、かえって逆効果だったかも

 さて、「ペーパーボーイ」をプレイして、何となく自信がついた気がするので、手元に151冊ある「テレビゲームのちょっといいおはなし・3」を、配ってみることにしよう!

 ……と勢い込んで、近くの商店街に来てみたはいいものの、いざ配ろうと思ったそのとき、不吉な考えが頭をよぎった。

 わたしがこれを配っている間に、何かを持ったおばさんとか、酔っ払ったおじさんとか、スケボーに乗った男とか、暴走自動車とか、タイヤとか、死神とかが、一斉に襲いかかってくるんじゃないだろうか?

画像 何でもない商店街なのに、なぜか怖い。頭が痛くなってきた

 辺りを見回すと、目に入るものすべてが怖い。尻尾を巻いて早々に退散した。

 「ペーパーボーイ」の少年は、たいへんな精神的プレッシャーの中で、新聞配達をやっているんだなあと思った。こんな状況で1週間も配達をやりおおせたら、そりゃあ新聞に載ってもおかしくはない。

 このゲームのプレーヤーからはよく、“単に1人の新聞配達員が、1つの町で自社の新聞を1週間配ったというだけの話題”を1面トップに載せた、「デイリー・サン」誌の姿勢が問われているようだ(もちろんネタとして)。

 だがデイリー・サンは決して“1面トップ”を軽んじていたわけではない。少年が精神的プレッシャーに押し潰されることなく、常人の成し得ない努力をした末に、新聞を配るという目的を達成したからこそ、1面トップに載ることができたのだ。

 新聞の1面トップとは本来、それだけ重要なポジションなのである。デイリー・サンはその重みをちゃんと認識していたといえるだろう。

 え? じゃあゲームオーバーのときも1面トップなのはなぜかって? ……えーと、……うーん、前言撤回。新聞ってネタがないときには、案外アバウトな記事を1面トップに持ってくるもんだ。

 ただ、そのせいで多くの読者が、「この少年は無能だ」という印象を抱いてしまうだろう。少年が今後、その風評被害に苦しまなければいいけれど。

 最後に、「テレビゲームのちょっといいおはなし・3」で、わたしがどんなことを書いたかが気になる方へ。実はCESAのサイトで、全文が公開されている。

 ……って、ここでこのサイトを紹介してしまったら、ますます手元の151冊がさばけなくなってしまうではないか。

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