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新感覚フルボッコ系FPSを体験せよ!! 「バレットストーム」シングル編レビュー (2/2)

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一本道のストーリー展開なれど、プレイヤーをまったく飽きさせない演出の数々

 傭兵部隊デッド・エコーのリーダー、グレイとなって、連合軍の将ジェネラル・サラノとの戦いを繰り広げていくシングルプレイは基本的に一本道で進行していくスタンダードなもの。しかし、前述のスキルショットシステムのおかげで、FPSのシングルプレイにありがちな、やらされている感が非常に希薄になっている。筆者の場合、道中に出現する雑魚キャラクターであっても「次はどう倒してやろうか」と考えながらプレイを楽しめた。マップ全体のデザインバランスも秀逸で、天井の有無、植物の存在をはじめ、銃弾を撃ち込むと爆発するオブジェクトなどが随所に存在しているため、スキルショットとの組み合わせをいろいろと試すこともできる。

 ただし、あまりにもスキルショットを狙いすぎていると、あっという間に敵に囲まれてすぐにやられてしまう。スキルショットを狙いつつ、いかに敵を素早く倒していくかがバレットストームのキモと言えるだろう。ちなみに、本作の体力システムは、敵から攻撃を受けると徐々に画面が赤くなっていき、その状態でさらにダメージを受けるとゲームオーバーとなる。ゲームオーバーになってしまっても、オートセーブ機能で直前のシーンから再開することができる。オートセーブは頻繁に行われているので、大幅に巻き戻される事はほとんどない。

 また、前回の記事でも書いたが、グレイと行動を共にするサイボーグ兵士のイシ、ジェネラル・サラノの直属部隊の一員、トリシカたちと随所随所に挟み込まれる会話シーンはまるで良質なコントを見ているかのようだった。ここではその会話の紹介はしないが、シリアスなストーリー展開の中に挟み込まれる二段オチ、三段オチまで用意されている小ネタには正直なところ、笑いをこらえることができなかった。

 シングルプレイは、難易度ノーマルでだいたい8〜10時間ほどでクリアできるのだが、このボリュームでは物足りない! という人もいるだろう。実はこのストーリーモードは、いわばチュートリアル的な要素を兼ねており、ここで一通りの操作とスキルショットのテクニック、そしてマップの構成を理解した上で、スコアアタックの「エコーズ」モード、マルチプレイヤーモードに繰り出していくことになる。

wk_110218bullet15.jpgwk_110218bullet16.jpg ステージの途中、他のキャラクターたちと交わされる会話もバレットストームの魅力のひとつ

wk_110218bullet17.jpgwk_110218bullet18.jpg 時には超巨大な原住生物と遭遇することも。なんでこんなシチュエーションになったのかはグレイのみぞ知る

wk_110218bullet19.jpgwk_110218bullet20.jpg 筆者がFPSヒロインの中で最高峰の萌えキャラだと断言してしまうほど魅力的な「トリシカ」。草食系男子諸君にはぜひとも彼女のすばらしさを堪能してもらいたい。既存のゲームヒロイン像からかけ離れた彼女の登場シーンは今後FPSファンの語りぐさになるだろう

wk_110218bullet21.jpgwk_110218bullet22.jpg 味のあるクリーチャーや連合軍の兵士のモデルもかなり細かく作り込まれている。ちなみに、登場する敵クリーチャーたちの顔モデルは、それぞれ微妙に異なっている

エコーズモードで世界と競え!!

 バレットストームのもう一つのメインモードともいえる「エコーズ」は、ストーリーモード内のワンシーンのみをプレイするスコアアタックだ。プレイするマップを選択し、使用する武器を選んでゲームスタート。ステージクリア時に表示されるスキルポイント、タイムポイントからなるスコアによってレーティングが判定される。1プレイ自体は、3〜5分ほどで終わり敵の攻撃もシビアではないため、クリアすること自体はそれほど難しくない。ところが、このエコーズモード、武器のセレクトはもちろんのこと、スキルショットの使いどころ、スライディングを多用しての時間短縮など、やり込みによってスコアがぐんぐんと上がっていくため、一度やり始めるとなかなか止められない。

 モード自体はシングルプレイなのだが、オンラインに接続すると、世界中のプレイヤーのハイスコアが表示される。今、自分が世界で何位なのか、フレンド間で何位なのかがすぐにわかるため、「フレンドのあいつよりも少しでも上のスコアに!」と何度も繰り返しプレイしてしまうのだ。

2011年の幕開けにふさわしい野心作。FPSゲーマー必携の1本

 アメリカ本国での発売が2月22日で、日本語版が2月24日の発売と、ほぼ同時期にローカライズが施されたバージョンが遊べるというスピード感は、エレクトロニック・アーツの本気度を感じさせる。ちなみに、気になるローカライズについてだが、日本でのレーティングは「D」、17歳以上推奨であり、レーティング的には本国バージョンの「Mature」(17歳以上推奨)と変わらない。だが、ゲーム内の描写は随分異なっているようだ。

 表現まわりの修正によって、グロテスクなエフェクトはほとんどなくなっているほか、一部の会話シーンでは明らかに「おそらくそこに凄惨な状態の死体が転がっていたであろう場所に何も表示されない」ため、ゲームの進行時に違和感を覚える事もしばしばあった。しかし、日本語訳を含めこのあたりの描写の調整も、各国の事情を吟味した上でのローカライズと解釈したい。

 このほかに、気になったのが、ややゲームの動作が不安定な点。途中でゲームの進行が止まってしまったり、画面上に指示オブジェクトが表示されたままになっていたりと、荒削りな点が見受けられる。ただし、これらの不具合は、バレットストームの面白さを台無しにするほどのものではない(もちろん、イライラさせられることに違いはないのだが)。今回、20時間ほどプレイした中で発現した不具合のほとんどはオンラインパッチで修正が可能なレベルだと思われるので、早急な対応をお願いしたい。

wk_110218bullet23.jpg キャラクターカスタム機能が搭載されたマルチプレイモードは、最大4人までの同時プレイが可能

 これらの点を踏まえた上でも、「バレットストーム」はマンネリ化の傾向にあったFPSにスキルショットシステムの導入によって新たな境地を切り開いた会心作だ。武器と射撃方法、キックやスライディング、リーシュを使いつつ、マップ内のオブジェクトと敵の位置関係を考えながら敵を倒していくプレイは、ある意味でFPSアクションパズルとも言えるかもしれない。エレクトロニック・アーツの「メダル・オブ・オナー」や「バトルフィールド バッドカンパニー2」といったリアルミリタリー系のFPSとは、ひと味もふた味も違ったハチャメチャ感は好みの分かれるところかもしれないが、ぜひともFPSファンにはこの爽快感を堪能してもらいたい。

 次回は、発売後に盛り上がる事間違いなしのマルチプレイレビューを掲載する予定だ。


「バレットストーム」
対応機種プレイステーション 3/Xbox 360、PC
ジャンルFPS
発売予定日2011年2月24日
価格PS3/Xbox 360:7665円、PC:オープン価格
CEROD(17歳以上対象)
発売元エレクトロニック・アーツ
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提供:エレクトロニック・アーツ株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia Gamez 編集部/掲載内容有効期限:2011年3月31日

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バレットストーム
敵を倒すことが目的ではない、どう倒すかだ――。Epic GamesとPeople Can Flyがタッグを組んで贈る新作FPS「バレットストーム」が2011年2月24日、マルチプラットフォームで発売される。

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