インプレッション最終回は，千年の刻を生きる大魔術師ロジャー・ベーコンの行方を巡り展開される欧州編後半のストーリーと，随所にちりばめられたミニゲームを紹介する！

IMPRESSION

インプレッション第3回

　ウルのフュージョンを封印したヤドリギの秘密。それを知りうるただ1人の人物を求めて，旅の一行はイギリスに渡る。

　その人物とはもちろん，前作の最終決戦で力を貸してくれたロジャー・ベーコンのこと。ウルに「変な生き物」呼ばわりされてはいるが，重要人物であることには間違いない！

　プレイ6時間目にして急展開する物語に，いやがおうにも期待は高まる。

　ウェールズに向かう途中で嵐に遭遇した一行は，小さな街サウサンプトンで足止めを食らうことに。

　一夜を過ごそうと入った宿屋。そこには大日本帝国海軍特務機関・加藤政二特佐の姿が……。

　彼もロジャー同様，前作の登場人物の1人で，立場こそ違うもののウルたちの生き方に共感を示した男装の麗人・川島中佐の忠実なる部下であった。

　久々の再会を喜ぶ加藤特佐。しかし，温厚なかつての面影はなく，その表情は寡黙な軍人そのもの。

　ウェールズという地名に反応した様子から，彼もまたなにか使命を帯びて旅を続けているようだ。

　嵐が去り，旅の準備を整える一行。通りがかった街の空き地にはなぜか四角いリングが……。そこにはヨアヒムの師であるグラン・ガマがいた。

　ガマこそはプロレスの始祖として知られる実在の人物。しかし，ゲーム中では頭痛がするほど濃ゆ〜いキャラクターとして登場。

　その他のパーティメンバーが(半ば呆れつつ)見守る中，ヨアヒムとの激しく熱い(暑苦しい)師弟対決イベントが見られるぞ。

　また，サウサンプトンで見逃せないのがミニゲームの"ワラしべイベント"。

　石垣の塀の上に登ると，ある男から一本のワラしべが渡される。その名のとおりアイテムを欲しがる人を見つけ出し，物々交換していくことによって，運がよければ巨万の富が築けるのだ。

　宿屋での情報を元に，ウェールズに続くロンダの廃坑を進む一行。

　話によると「化け物が出る」とのことだが，それは今までと同じこと。パーティのレベルも上がっているし，フランスの地下鉄廃線に比べればマップも狭いので楽勝。

　スタート地点のそばにはセーブポイントもあるので，経験値稼ぎにはもってこいのダンジョンだ。

　途中，暗すぎて進めない場所が出てくるが，いったん別のルートに迂回して周囲を照らす"カンテラ"を手に入れれば進めるようになるぞ。　次のページへ

■廃坑の一部は暗闇で進めない。ほかにもルートはあるはずだ。

■カンテラ発見！　これで暗い場所でも先に進めるようになる。