4月27日から一緒に闘える。豪華ゲストが登場したシリーズ最新作「ウイイレ10」発表会(2/2 ページ)
ジーコ氏&中村選手が引き続きイメージキャラクターに
ウイイレ10のイメージキャラクターには、前作「ウイイレ9」に引き続き、ジーコ氏と中村俊輔選手が起用されている。中村選手はシーズン中ということもあり、残念ながら来場はかなわなかったが、ジーコ氏は来場。「今年はFIFAワールドカップイヤー。その年に発売されるウイイレが10作目ということで、記念すべき作品を皆さんと分かち合えることがうれしい。この感動を持って、FIFAワールドカップでも良い成績が残せるように臨みたい」といったように、本作の“ウイイレなら一緒に闘える”というテーマにぴったりの言葉を贈ってくれた。
その後、CMのメイキング映像を交えながらトークは進む。ジーコ氏はここで、CM撮影の苦労した点について、「実際の練習でもこういったジェスチャーはしますが、それは気持ちが入っているというか、その状況の中で自然とやっているんです。しかし、撮影となると役作りをしなければならない。ただ、CMとは言え自分を自然に出したかったので、ある程度時間をもらいました。頭の中でイメージしながら撮影に臨みましたが、リアルな雰囲気を出すのが難しかった」と語ってくれた。ジーコ氏の迫真の演技が見られるテレビCMにも、ぜひとも注目してもらえればと思う。
さて、先にも述べたように、残念ながら来場することはできなかった中村選手ではあるが、代わりにビデオメッセージが紹介される。昔からウイイレシリーズをプレイしているという中村選手は、「最近はボタンが増えて付いていけなくなっている部分もありますけど、今回は(背番号の)“10”なので、ちゃんとプレイしたいですね。回りからも遅れるし、ゲーム大会でも負けちゃうので(笑)」とコメント。
続けて「僕の変なフリーキックの蹴り方も再現してもらっているし、細かいところまで良くできている。勝つ負けるではなく、そういう部分を楽しむために遊んでる面もあります。ただ、いつになっても僕の走力の設定が低い。もうちょっと足早いと思うんだけど、回りからはそう見られているということで仕方ないですね。ウイイレが出るたびにフィジカルも上げようと思いますよ(笑)」と、自身をネタにしながらその魅力について語ってくれるなど、相変わらずのウイイレファンであることがうかがえた。
ジーコ氏“足の付け根の負傷で欠場”。代わりの選手は?
この後、ウイイレ10を使ったデモプレイを行うべく高塚氏が再び登場し、無謀(?)にも“世界のジーコ氏”に対戦を申し込む。しかし、これに対してジーコ氏は「対戦したいが足の付け根の負傷でメディカルストップがかかっている。ただ、自分の代わりにプレイしてくれる人を呼んでいる」との答えを返す。そしてジーコ氏の「アヤさん、すいません」というかけ声に応じ、舞台へと登場したのはスペシャルゲストの上戸彩さんだった。
サッカーファンであることは知られている上戸さんだけに、1998年から8年連続でサッカーゲーム売上ナンバー1を誇るウイイレシリーズはしっかりとプレイしているという。「ウイイレはプレイしてますよ。最近はあまりプレイできていないですけど、休みの日にプレイすると、朝の3時とか4時になっていることもあります」(上戸さん)
試合は上戸さんが日本、高塚氏がイングランドを選択。ジーコ氏から「勝つという気持ちが大事。絶対に勝つんだという気持ちでプレイしてください」と激励された上戸さんではあったが、試合開始直後、高塚氏の使うイングランドのオーウェンにすんなりと1点を献上してしまう。その後も“大人なんですから手を抜いてください”との突っ込みを受けながらも、まったく気にするそぶりを見せない高塚氏が主導権を握りつつ前半が終了する。
なすすべなく前半を終えた上戸さんに対し、監督を務めるジーコ氏は「ゲームだということをあまり意識しないで、実際のサッカーのように、選手ひとりひとりの動きに注意しながら、高い位置からプレッシャーをかける。それとシュートをしないと。シュートをしないと点は取れませんから」とのアドバイスを贈る。これに感化された上戸さんが、後半は徐々にボール支配率を高め始める。そして、焦った高塚氏が後半も残り10分というところで、痛恨のファールをゴール前でおかしてしまう。
絶好のチャンスを得た上戸さん。キッカーはもちろん中村選手だ。会場が静まり返る中、静かに蹴り出されるボール。そして……見事な弧を描いた直接フリーキックはゴール右隅へと突き刺さった。高塚氏も試合後に「この位置から決めるのは結構難しい」と語る奇跡の同点弾により、試合はそのままドローでの終了となった。最後に上戸さんは、「高塚さんは気軽に、一緒にゲームをできるような方ではないですし、楽しかったです。1点入っただけで満足です」と笑顔で語るとともに、発表会を締めてくれた。
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