オレがちょいっと本気を出せば街を牛耳るも思いのまま――市街を爆走するハチャメチャレースアクション「ニード・フォー・スピード カーボン」レビュー(2/3 ページ)

» 2007年01月09日 17時32分 公開
[板橋舟人,ITmedia]

頼れる味方のウィングマン

ブロッカーのアビリティを使用すると、ライバル車に体当たりしてくれる。運がよければ、順位を思いっきり下げられることも!?

 主人公はチームを組み、新たな仲間をどんどん増やしていくことが可能だ。このチームメイトのうち、1人だけ「ウィングマン」として、レースイベントに一緒に参加させることができる。

 ウィングマンは、ブロッカー、ドラフター、スカウトという3種類のタイプに分けられており、レース中にアビリティを発動させることが可能だ。どのようなアビリティが発動するのかは、タイプによって変わってくる。

 ブロッカーは、指示したライバルを妨害し、順位を下げてくれる。ドラフターは、アビリティ使用後にドラフターの後方にスリップストリームが発生する。そのポイントへ行くと、一気に加速できる。スカウトは、コース上のショートカットポイントが、ミニマップ上に表示される。

 レース中に走行を続けていると、アビリティのゲージが徐々に増加し、Yボタンを押すと、ウィングガンがアビリティを発動するシステムだ。スカウトのみこの操作は必要なく、レース中は常時発動している。アビリティは確実に成功するわけではなく、ブロッカーが指示したライバルに追いつけないなど、失敗に終わることもある。

 面白いのは、レース中にウィングマンが「こいつはまかせろ!」や「ホントに悪い、ちょっと無理だ!」といった感じで、あれこれしゃべってくれることだ。ウィングマンが単なる道具ではなく、レースを一緒に戦ってくれる頼もしい仲間として思えてくるため、共闘感を味わえるのだ。

 もっとも、最初に仲間になるネビルというウィングマンはかなり暑苦しい男だったため、個人的には序盤はウザく感じた。だが、レースを重ねると、そんな暑苦しく思えた彼にも愛着がわいてくるものだから不思議である。今では、彼抜きのレースなんて考えられない……と思っていたところ、オンナノコのウィングマンであるユミちゃんがチームメイトに加わったため、速攻で乗り換えた。さらばネビル、君のことは多分忘れない。

甲高い声がコミカルなネビル。クルクルと回転しながら分身する登場シーンは、正直ダサいと思う
スカウトタイプのユミちゃん。なんというか、改めて見るとそのケバさにビックリという感じである

 なお、ウィングマンには、レース中に発動するアビリティ以外にも、“バトル後のエリアヒート(警察の警戒度)が上がらない”や“勝利ごとにキャッシュ+200ボーナス”といったボーナス能力も所持しているため、ボーナスの内容でウィングマンを選んでも良いだろう。もちろん筆者みたいに外見でチョイスするのもアリだ。

パトカーとのカーチェイスもアリ!

警察はかなりしつこく、検問をはられることも。当然、捕まるわけにはいかないので、引き返すか強行突破!

 そんなこんなでレースを楽しんでいたところ、突如警察に目をつけられた! そりゃ、スピード違反は上等、対向車にはぶつかりまくり、街灯なんて倒してナンボという無茶な走り方をしていたから当然である。

 警察の警戒レベルが高くなり、ヤバイ走行を目撃されると、イベントにパトカーが乱入してくる。一定時間以上低速で走ると、パトカーに捕まってしまうため、全速力でパトカーを振り切らなければならない。もちろんイベントは続行中なので、パトカーという乱入者を加えたデンジャラスなレースが続くのである。

 なんとかイベントに勝利したものの、パトカーとのチェイスは続行中。一定区間のみを走るレースイベントから、広大な街全土を走れるフリーランに舞台を移し、より激しいカーチェイスのスタートだ。街を巡回中のパトカーが次から次へとチェイスに加わり、さらに警察が無線で応援を呼ぶため時間が経てば経つほど大惨事に発展する。早いところ振り切りたいのだが、パトカーはめちゃくちゃ速いため、そう簡単には逃げ切れないのだ。

巨大なオブジェの足下に突っ込むと、そのオブジェが倒れ、哀れ警察はオブジェの下敷きに……

 このような場合に役立つのが、街にある大きな看板やオブジェなどを破壊できるというシステム「パースートブレイカー」だ。例えばガソリンスタンドにわざと突っ込むと、スタンドが爆発し、追いかけてきたパトカーを破壊できるという仕組みである。

 パースートブレイカーや一般車両を巻き込んでのクラッシュなどでパトカーを足止めし、警察の視界から完全に逃れて一定時間が経過すると、クールダウンモードに移行する。この状態でパトカーに一定時間見つからないと、無事パトカーから逃げ切ったことになる。

 パトカーとのカーチェイスは常時ハイスピードで展開されるため、ハリウッド映画のような、クラッシュの危険と隣り合わせの緊張感を楽しめる。もちろん、スピード感もバッチリだ。逆にクールダウンモードでは、警察に見つかるかどうかという、チェイス時とは異なる緊張感を楽しめるのだ。

 ちなみにパトカーに捕まると、罰金を払わされるほか、同じ車で3回捕まるとその車が没収されてしまう。なるべくお縄にはかかりたくないものですが、起動時にmelody.からのメッセージにもあるように現実では交通法規を守りましょう。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2404/27/news009.jpg しぶとい雑草“ドクダミ”を生やさない超簡単な方法が115万再生! 除草剤を使わない画期的な対策に「スゴイ発見」
  2. /nl/articles/2404/27/news020.jpg パパに笑顔を見せる4カ月の赤ちゃん、ママの顔を見ると…… あるあるな反応に「なんで?!」「ママをすごく信頼してる証拠」とさまざまな声集まる
  3. /nl/articles/2401/26/news015.jpg スーパーで買ったレモンの種が1年後…… まさかの結果が635万再生「さっそくやってみます」「すごーい!」「手品みたい」
  4. /nl/articles/2404/27/news003.jpg 顔の半分は童顔メイク、もう半分の仕上がりに驚がく 同一人物と思えない半顔メイクが860万再生「凄いねメイクの力」
  5. /nl/articles/2404/21/news011.jpg 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  6. /nl/articles/2404/27/news008.jpg 釣りに行こうとしたら、海岸に子猫が打ち上げられていて…… 保護後、予想だにしない展開に「神様降臨」「涙が止まりません」
  7. /nl/articles/2404/27/news010.jpg 巨大ウサギのデカさを伝えるため、2Lペットボトルを横に置いてみたら…… 衝撃の比較結果に「えっ、500mlじゃないんですか」「マジで大きい」
  8. /nl/articles/2404/26/news154.jpg 元「AKB48」メンバー、整形に250万円の近影に驚きの声「整形しすぎてて原型なくなっててびびった」
  9. /nl/articles/2404/26/news187.jpg 実写「シティーハンター」、最後まで見るとあるはずの仕様がない配慮「わかってる」「粋なはからい」「いい判断」
  10. /nl/articles/2404/25/news174.jpg 身長174センチの女性アイドルに「ここは女性専用車両です!!!」 電車内で突如怒られ「声か、、、」と嘆き 「理不尽すぎる」と反響の声
先週の総合アクセスTOP10
  1. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  2. 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
  3. 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
  4. 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
  5. 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  6. 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  7. 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
  8. 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
  9. 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
  10. 「ゆるキャン△」のイメージビジュアルそのまま? 工事の看板イラストが登場キャラにしか見えない 工事担当者「狙いました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」